侵入した宇宙人たちと調査対象

地球調査のミッションを受け、遥か宇宙の彼方からやってきたエイリアンの4人。それぞれ地球人の姿に変えて地球文化の調査を行うことになります。降り立った場所はオハイオ州のラザーフォード（架空の地名）。

最高司令官のディック・ソロモン (as John Lithgow)は、博士として大学での講師となります。家族の構成としては父親になります。同僚のDr. マリー・マーガレット・アルブライト (as Jane Curtin)のことが、色々な意味で非常に気になります。観てる方も2人の関係が気になります。
そこをまったく気にせずに入り込んでくるのが、2人の秘書ニーナ・キャンベル (as Simbi Khai)。いいキャラしてます。

副官のサリー・ソロモン (as Kristen Johnston)は軍隊に所属しているので、ガツガツしているというかビシッとしています。そのくせ立ち振る舞いはゴージャスです。背が高く、非常に力強いです。女性なので女性が主な調査対象です。キッチンを占拠し料理にはげんでいますが下手です・・・。

警官であるドン・オーヴィル (as Wayne Knight)はサリーのことが好きなようです。2人の関係も見所。サリーはドンのことどう思ってるのかしら？

ハリー・ソロモン (as French Stewart)は今で言うニート。職に就いてはすぐにクビになり、普段はその辺をうろうろしているだけでほぼ何もしていません。テレビを含む通信関係の調査が主。一番気合が入らなくてアホっぽいです。ショウでは笑いのキーです。

情報主任のトミー・ソロモン (as Joseph Gordon-Levitt)は10代の子供として学校に潜入します。調査対象は子供の生態と教育について。単なる子供にしか見えませんが、非常に頭脳明晰です。女の子にはモテるようで、オーガスト (as Shay Aster)というガールフレンドがいます。なんだか彼女にコントロールされてるような気もしますが・・・．
実年齢はディックより上らしいです。

非常にわかりやすい設定

勢いのあるコメディでなかなか笑えます。地球のことを知らないエイリアンという設定なので、ネタは豊富みたいで、脚本家たちも書きやすかったのではと思います。

地球のことを色々と学ぶ過程で、勘違いしたりするところは面白いですし、それを抜きにしてもコメディとしては秀でていると思います。そもそもメインキャストをはじめとし、コメディ向きな役者がそろっています。

これこそ日本でやったら受けそうです。わかりやすくて面白いです。平均的に面白いというか、非常に水準が高いです。設定もわかりやすいので良いんじゃないかなと思います。まあ、8時からの安っぽいドラマに似たようなのありますよね・・・。

制作者の2人

原案・脚本を手掛けたのは、テリー・ターナーとボニーターナーの2人（夫婦です）。彼らは初期のSNL（Saturday Night Live：サタデー・ナイト・ライブ）の脚本を書いていたコメディライターです。

SNLからスピンオフして映画化されたコーンヘッドやウェインズワールドは馴染みがあるかと思います。（30代以上の方は・・・）
ということもあって、このドラマもキャストはSNL出身者が多いわけです。

彼らはテレビドラマですと、That's '70s showとThat's '80s showがそこそこ成功を収めました。以降はもう隠居しちゃったようで、きっと他の事をしているんだと思います。

対宇宙人的視点

サントリーBossのCMでジョーンズなる宇宙人が地球を調査しているが公表されていることからわかるように、我々地球人は、すでに多くのエイリアンの侵入を許していて、多くの情報は彼らに伝わっているようです。ショウでも4人以外のエイリアンの存在が露わになっています。

我々地球人は彼らについてはほとんど何も知りません。もう少し彼らを危険視し、対策を立てるべきだと思われます。
アホなこと書いてすみません。

直球評価

・最初は地球文化の知識や理解に乏しいため、とても面白い。
・どんどん慣れてくるので面白さが減ってくる。
・中盤からはロマンスに焦点が当たり、それだけが気になる。
・ハリー役のフレンチ・スチュワートが特に面白い。
・マリー役のジェーン・カーティンもいい！
・中盤から惰性化してくる。
・シーズン4で疲れた・・・。