ビーストマスター (原題:Beastmaster)

ターザン!?いいえ、ビーストマスターです。

アンドレ・ノートンの原作小説The Beastmasterを基に作られたテレビシリーズ。
魔法と大自然が支配する世界を舞台に、獣と意思の疎通ができ、彼らを操ることのできるビーストマスターのダーが活躍する。
日本未公開。

制作国: au.gifオーストラリア ca.gifカナダ us.gifアメリカ
放送時間: 44分
ジャンル: ファンタジー
DVD発売: Season 1~3 (US)
初放送: Syndicated 1999~2002
初放送(JP): 未放送

総合評価:☆☆☆★
派手さ:☆☆
世界観:☆☆☆☆


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時代ははるか昔。まだ鉄器もそんなに普及していないし、強大な帝国もありません。大自然が人間を支配していて、魔術を使う者も存在します。そんなわけで武器は鈍器がほとんど・・・。戦闘は殴り倒しがほとんどです。

そんななか、主人公のダー (as Daniel Goddard)は一族の生き残りで、獣を操る能力を持つビーストマスター(日本語で言う猛獣使い)です。まるでターザンかのごとく、パンツ一丁で森を駆け回り、平和を守るために活躍します。

身体能力も秀でており、変わった動きでしなやかに、そして力強く戦います。武器は父親が作ったといわれる骨?の槍。反対側は骨をねじってあって、棍棒のようになっています。ひねると真ん中で分かれ、二刀流で戦うこともできます。

ダーは蛇スタイルで戦うと強いです。他には虎スタイルと鷹スタイルがあります。
得意技は背面槍受け。<わかりにくいって

ダーと共に旅をするのがタオ (as Jackson Raine)。雑学王で、色んなことを知っています。ほとんど雑学なわけですが、薬草の知識とか、ちょっとした科学的なことはダーの助けになっています。戦闘はさっぱりなので、いつも捕まり役です。おまけによく転ぶ・・・。頭いいし、会話とかは得意です。

ダーを監視し、いつかは自分の下に置きたい。あるいは単に仲良くしたいと思っているのがThe Sorceress(魔法使いでいい?) (as Monika Schnarre)。もちろん魔法が使え、魔法生物は彼女の作品です。

敵か味方かよくわからないんですが、そっちの世界(業界?)では一番というわけではなく、偉そうにはできません。いつもドレスを着ていてゴージャスなねーちゃんです。

超強力なThe Ancient One(どう訳すのよ!!老師?) (as Grahame Bond)はいわば彼女のボスで、さすがに彼には歯が立ちません。事実上、彼がこの地球を支配しているといっても過言ではありません。(言い過ぎかも・・・)

シーズン2ではこのThe Ancient Oneによって、新しい魔法使い (as Dylan Bierk)が登場します。こちらの子は動きやすい格好ですね。眉毛思い切り書いてます。The Ancient Oneにいびられることなく、たくましく生きています。

そして、一応人間界のとある地方を支配している王国テロンのザド王 (as Steven Grives)。一般庶民を捕まえたり蹴散らしたりと悪い人です。見るからにね・・・。人望もなさそうな顔。居城もなければ、格好も貧相。原始的です。

こちらは魔法使いににいいように使われてるような・・・。シーズン1ではダーの恋人キーラ (as Natalie Jackson Mendoza)を捕らえ、ビーストマスターと対峙していました。

シーズン2では鉄器を持つタイタンのヴォデン王 (as David Paterson)と戦うことになります。彼は動物いじめすぎです。

ダーはそもそもは単なる若者だったようですが、森の悪魔クルピラ (as Emilie de Ravin)に、獣たちを守るよう力を与えられました。クルピラは暗い緑色をした動物たちを守護する悪魔。かなり強いです。

もちろん獣と会話でき、操ることもできます。彼女にキスされて吸い取られると、ミイラのように干からびてしまいます。得意技です。でもみんな後で生き返ります。なんのこっちゃ。

それにしても動物はよくしつけされていますね。虎たくさんとか大変なんじゃないでしょうか・・・。
ダーの友達フェレット小技でよく活躍します。きゅーきゅーかわいーの。後は、空高く飛ぶ鷹と友達で、遠くの映像を伝えてもらっています。

フェレットはいつも一緒に行動。虎と鷹はその時その時に現れます。

だいたいダー、魔法使い、ザド王の3つに分かれていて、たまにそれぞれがクロスしたりして物語は進行します。ダーと魔法使いが直接絡むことが意外と少ないです。なので、全体的に意外な展開・・・。

映像はきれいですし、アクションはそんなに嘘っぽい動きとかはないです。なかなか素晴らしいです。オープニングはそれこそXenaやHerculesに触発されたかのようなつくりでかっこいいです。

ファンを掴もうとしてか、なぜかセクシーなシーンが多いです。かっこいい兄ちゃんや姉ちゃんが裸になること多いです。

言うまでもなく、アクションファンタジーファン(ジーナとかバフィーファンとか)にはお勧めです。どちらかっていうと魔法ファンタジーな世界です。

日本でもやってほしいですねぇ・・・。

そういえば映画版はV(ビジター)の主人公マイク・ドノヴァンでお馴染みのマーク・シンガーがダーをやっていたそうです。4作くらい作ったようです。
シーズン3でダータヌスという役でちょこっと出てきます。

直球評価

・ちょっと原始過ぎ・・・。そこがまたよい。
・登場人物はかっこいい。
・各勢力のパワーバランスは良い。
・それぞれの特殊能力の特徴が良い。
・それほど緊迫感はない。
・全体のストーリーはちょっとぬるいし薄い。
・原始な分、ちょっと地味。
・たぶん子供向け。中学生までとかくらい。


原作小説も載せました。映画版はVHSのみ?
黒っぽい方が新パッケージです。コンパクトです。
旧版はでかいです。

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