Black Books (ブラック・ブックス)
まさにブラックな書店・・・。
ロンドンの一角にある古本屋ブラック・ブックス。
店主のバーナード・ブラックは客が嫌いで、店の雰囲気はそれこそブラック。
アシスタントとなったマニーと,近所でギフトショップ?を開いているフランと、今日も売れない本屋でだららんと過ごします。
制作国: イギリス
放送時間: 24分
ジャンル: コメディ
DVD発売: コンプリート (US, UK)
初放送: Channel4 2000~2004
初放送(JP): 未放送
全話観ました!
総合評価:☆☆☆☆
変人度:☆☆☆☆
お下品度:☆☆
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バーナード・ブラックはロンドンの一角で古本屋ブラック・ブックスを開いています。そこは彼の住居でもあります。昼間はそこそこ本好きな人たちが集まりにぎわっていますが、非社会的なバーナードは顧客嫌い。ことあるごとに当り散らしています。
皮肉っぽく暗い雰囲気が蔓延しているので、それこそブラック・ブックスという店名はぴったりです。お酒(特にワイン)とたばこが好きで、店の中でも外に出てもぐびぐびやっています。
彼の唯一の友人?が、近所でニフティ・ギフティというギフトショップを経営しているフラン・カッツェンジャマー。ちょくちょく遊びに来てはいて、バーナードとまともに会話できる数少ない人物です。
バーナードは他に友人がいませんが、フランはほんの少しはいるようで、バーナードと比べるとまだ社会的ではあります。比較対象に問題あるか・・・。嫌なことがあると、飲まずにはやってられないタイプのようです。
フランの薦め(というか強制的に)で、確定申告を手伝ってくれたマニー・ビアンコをアシスタントとして雇うことにします。マニーはこの独特の暗い店の雰囲気を変えて、新しい風を流そうと日々(無駄な?)努力していきます。
マニーは多才というか、色々とできるので、ストーリー作りには役立っています。店の上の階に住まわせてもらっているので、店の手伝いだけではなく、バーナードの身の回りの世話までして、まるで家政婦です。
それぞれ非社会的なところがあり、新しい人間関係作りには苦労する日々です。本屋の中でのいざこざも含め、非常に面白く作ってあります。
バーナード役のディラン・モランはこのショウのクリエイター(脚本)でもあります。スタンドアップコメディアンでもあり、長く人気を保っています。マニー役のビル・ベイリーはスタンドアップ・コメディアンだそうで、彼も独特の雰囲気(出で立ちも)があり、うまく演じています。わたしは大好き!
3人とも個性的なキャラをうまく演じています。それぞれ強烈なキャラクターカラーを見事に発していると感じます。
かなり面白いです。ストーリー性はありませんが、なんだかこのままずーっと続いていって欲しいような感じです。
あと、どよよーんとしたメインテーマ曲もぴったりです!
制作は「ファーザー・テッド」や「ビッグ・トレイン」、「The IT Crowd」を手掛けたマーティン・デニスとグラハム・リネハンの2人。
一般人的視点
変人3人が主役ということで、ちょっと敬遠するかもしれません・・・。3人とも社会性にやや乏しいところがありますので、そこをうげっ!っと感じる方にはあまり向きません。マニーは比較的まともですけど・・・。
フランも社会性が多少あるので、通常はフランとマニーが組んで、バーナードの非社会性や皮肉っぽい態度を攻撃し、そうした生活態度を改めようとします。しかし、長年身について自身を守ってきた態度はなかなか変わりません。
結局誰一人として、一般社会のレールには乗れず、ブラック・ブックスという非社会的空間に留まります。外からも色々と引き戻しにやってきますが、3人の結束というか、他の2人の呪縛によって引き戻されます。そこが笑いどころでもあります。
結局ショウの始めから最後までバーナードはちっとも変わりません。憎たらしいけど面白いな・・・。そう感じる人向けでしょう。バーナードの言動、行動はちょっとシャレにならないので、そこを許容できるかどうかが観る観ないのラインになると思います。
まあ、変人もはたから見てれば面白いって事です。近くに居ると迷惑ですがね・・・。
出演者たち
バーナード・ブラック (Bernard Black)
演:ディラン・モラン (Dylan Moran)
名前も黒ければ雰囲気も黒い。外から中まで真っ黒の、Black Booksの店主。
マニー・ビアンコ (Manny Bianco)
演:ビル・ベイリー (Bill Bailey)
運命的な出会いによって、ブラック・ブックスで働くことになってしまった不幸な人。色々と器用。
フラン・カッツェンジャマー (Fran Katzenjammer)
演:タムシン・グレイグ (Tamsin Greig)
隣で変なギフトショップをしている。ちょっとヘンで、男にはもてない。
直球評価
・見た目で敬遠してはいけない。
・最初のシーズンは今ひとつ。
・3人とも素晴らしい!!
・バーナードの人間性にはちょっとついていけない。
・下劣さはない。
・でも教育上は問題ありかも。(バーナードが)
・万人受けはしない。
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