映画でもテレビドラマでも、時間をごちゃごちゃいじくるパターンはよくありますが、これはそれでも最後にはすべてが判明するし、同じ時間をそれぞれの視点で何度も何度も見せてくれるので、徐々に理解度が増してきます。

わたしは時間をいじくられると混乱してしまうことが多いので、複雑にいじり倒したものは嫌いなんですが、これは全然おっけーです。むしろはっきりわかるので良い感じです。とかいって2回観ないとわからなかったりするんですけど・・・。

登場人物としては、LAPDの刑事、ジョエル・スティーブンス (as Donnie Wahlberg)。なかなか家族との時間を割けないのが悩みです。刑事独特の観察眼を持っているようです。

彼とコンビを組むフィアレス（怖いもの知らず）ことボビー・スミス刑事 (as Mykelti Williamson)。時々軍隊時代のことを思い出したり、当時の仲間たちの幻覚を見たりします。トラウマですね。ニックネームどおり、本当に怖いもの知らずで敏腕です。

制服組（制服を着た警官）はベテランのレイ・ヘックラー (as Gary Basaraba)と若くて血気盛んなトム・ターコッテ (as Jason Gedrick)の2人。
レイはベテランならではの独特の視点と感覚を持っています。運転の腕はかなりのもの。トムは刑事志望で、出世欲満々です。

LA警察はこの4人。2つのコンビはたまに交わりますが、一緒に行動することはそんなに多くありません。何か4人ともかっこよすぎでない？

LA消防団の救命隊員であるテレサ・オルティス (as Lana Parrilla)は、怪我人が出たり、出そうなときに登場します。あまりストーリーの中心には出てこないです。まあ、救命だから仕方ない・・・。それでも色々な事件で絡んできます。
どうやらジョエルと何かしら関係（不倫？か単なる片思いか）があるようです？あと、救急車を運転しているパートナーの方はほとんど画面に映りません。

後はおまけっぽい割りにスポットの当たる検事のデビッド・マクノリス (as Neal McDonough)。と、リポーターのアンドレア・リトル (as Nina Garbiras)。この2人がよく会って話したりしてるのは、情報交換だけでなく、
どうやら不倫。デビッドは綺麗な妻Marian(as Kelly Rowan)がいます。

主要人物というか、レギュラーは以上です。

その他にも、犯罪者、被害者、それらの家族、目撃者など、あらゆる形で事件に関わった人たちの視点から描かれます。こうして色んな人の視点から描かれることが面白さの大きな部分を占めています。

なんか変な色々エフェクトをかけた映像（色あせさせたりノイズを乗せたり）で振り返ることもあります。これは・・・どうなんでしょ？普通に流してもいいような気もしますが・・・。

あと、ルールとして妄想や空想の映像はなしかと思いましたが、そういうわけでもないらしい。 混乱するからなくていいのに・・・。

テーマ曲は格好いいです。

シーズン2の途中で打ち切られてしまったのが惜しまれます。事件自体が単純で追いかけやすいから面白いなぁと思ってたのに・・・。

結局全部で21話放映されたので、ぜひ日本でも放映してほしいです。レンタルのみでもいいけど・・・。なぜならわたしのお気に入りだから。

時系列的視点

一つ難点というか、「？」なところを。
色々な登場人物の視点で少しずつ事件を浮かび上がらせていくのですが、

直球評価

・主要キャラクタ同士の関係も面白い。
・各キャラクタよりも事件の方に入り込みやすいかも。
・事件の関係者の心理描写がうまい。
・全話監督のジョン・アヴネット、センスよいです！！
・事件自体は単純なので、ごちゃごちゃな割にわかりやすい。
・画像のエフェクトやりすぎ。もっとわかりやすく！
・DVD（旧パッケージ）は画質がイマイチ・・・。新しいのはわかんない。