そりゃないぜ!?フレイジャー (原題:Frasier)
I'm listening...
一世を風靡したNBCの人気コメディショウ「Cheers」のスピンオフ番組。
ボストンを離れ、懐かしのシアトルに戻ってきた、精神科医のドクター・フレイジャー。
ラジオ番組のパーソナリティとしても人気がある。
一人優雅に独身生活を送る彼のもとに、父親とその愛犬、父が雇ったセラピストがやってきた。
彼の平穏な日々は終わりを告げる・・・。
制作国: アメリカ
放送時間: 23分
ジャンル: コメディ
DVD発売: Season1〜11 (US)
初放送: NBC 1993〜2004
初放送(JP): スーパーチャンネル 2002~
総合評価:☆☆☆★
大人向け度:☆☆☆☆
キャラクター性:☆☆☆★
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しかし、そんな平穏は決して長く続かず、銃弾を受けて警察を退職した父親、マーティン (as John Mahoney)が、犬のエディを連れてやってきます。それだけならまだしも、足の悪い父親のイギリス人リハビリ療法士、ダフネ(as Jane Leeves)を連れてきて、家は一気に賑やかになってしまいます。
ダフネが話し続けると、話がなぜか下ネタ方向に進んで、お茶を濁しておわります。あと、ちょっとした超能力?があって、少しだけ不思議ちゃんです。彼女の訛りはマンチェスターらしいです。シーズン進むにつれて、訛りもなくなっていきますけど。
弟のナイルズ (as David Hyde Pierce)も近くで精神科医として開業していて、しばしば家を訪れます。マリスという妻が居るようですが、画面には一度も出てきません。恐妻家です。
そんなナイルズは、ダフネに一目惚れしてしまい、いつかダフネと・・・とファンタジーを描いています。
フレイジャーは理屈っぽく、どちらかというと小難しい性格で、真面目で頑固なマーティンとは正直あまり馬が合いません。世代ギャップもありまして。というよりも、優雅なシングルライフを邪魔されたことが気に入らないだけかも。
フレイジャーは、普段は地元ラジオ局KACLで、人生相談番組 (The Dr. Fraiser Crane Show)のパーソナリティをやっていて、そこそこ人気です。おかしなリスナーから電話がかかってきては、その日の気分によって、親身になったり、ぞんざいに扱ったりです。
たまに超有名人が声だけのゲストとして登場しますが、日本人じゃわからんがな・・・。
このラジオ番組、プロデューサーのリズと一緒にやっていますが、結構いい加減な感じです。そのいい加減さも結構面白いです。仕事ではあれこれぶつかりますが、何だかんだ仲良しです。
リズは典型的な男運ゼロの可哀想キャラで、彼女のダメ男経験はお笑いポイントでもあります。まあ、リズがダメ女という考え方もありますが・・・。
そんなに絡みは多くないですが、他の番組のパーソナリティたちとのやりとりも楽しいです。聴取率ナンバー1のGonzo Sports Showのホストで、ちょっとやかましいブルドッグことボブ・ブリスコーとか、何だかハイソな雰囲気を醸し出している、レストラン・ビート (Restaurant Beat)のホスト、ギルことギルバート・レスリー・チャールストンがその中心です。
全体的に、シックな大人のショウなイメージがありますが、背後で起こっている出来事はかなりハチャメチャです。ナイルズとマリスの関係なんかもそうですが、結構恐ろしい話になっています。ちょっと笑っていいのかしら的な・・・。
そして、キャラの味付けが非常に濃いです。パッと見は全然わかりませんが、ホント笑えるくらいの味の濃さです。ショウ自体も、ベタな味付けにベタな笑いです。が、あんまりそんな雰囲気は感じないです。今見たらベタベタって感じるかな?
わたしの姉曰く「Frasierは日本人ウケがよさそう」などと言っていましたが、未だにさっぱり意味がわかりません。あまりウケなかったようで、たぶん全シーズン放映されていないと思います。
とはいえ、ハマると面白いです。わたし、DVD全部買いそろえてしまいましたし。
日本では、「そりゃないぜ!?フレイジャー」というタイトルですが、普通はこの時点で見る気がおきませんわな。そりゃないぜ!?って何?センス疑うわー。でも、確かにそりゃないぜな内容ではあります。直球評価
・やはり少なくとも大人向け。
・フレイジャーの話し方や動きが意外と面白い。
・各キャラの色が何気にすごく濃い。そして面白い。
・結構ドタバタ系。
・何となくちょっと難しい気もする。
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