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あなたはポピュラー?それともアンポピュラー?

ジャクリーン・ケネディ高校には2つの巨大勢力がある。
人気者のポピュラー軍団と不人気者の集団アンポピュラーだ。
人気者のブルックたちと、反対に人気のないサマンサたちが、学校中を巻き込んで戦いを繰り広げる。
クリエイターはこのドラマ以降、「nip/tuck」「アメリカン・ホラー・ストーリー」「Glee」とヒット作を作り続けるライアン・マーフィーの初期作。

制作国: アメリカアメリカ
放送時間: 45分
ジャンル: 学園、コメディ
DVD発売: シーズン1, 2 (US)
初放送: ABC 1999~2001 2シーズン
日本未公開

総合評価:6.4/10 6.4/10
子供向け度:8.2/10 8.2/10
大人向け度:4.3/10 4.3/10


スペイン人(スペインのDVD?)なのかな?ぽーぷーらるって言っているのは・・・。

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popular vs unpopular

ブルック・マックイーン (as Leslie Bibb)は、美人でチアリーダーというベタな設定で、もちろん学校中の人気者。ボーイフレンドはこちらもベタベタな設定。ハンサムなフットボール選手のジョシュ・フォード (as Bryce Johnson)。ポジションは花形のクォーターバック。ちょっと違うのが、マルチタレントで、ミュージカルの方へ進みたいと考えています。
彼らの周囲にも人気者たちが集まってきます。

一方のサムことサマンサ・マクファーソン (as Carly Pope)は、見た目からしてぱっとせず、学内を嗅ぎ回る学生新聞の編集長で、全く人気が無い・・・。こちらも類が友を呼ぶかのごとく、人気のない面々がなぜか集まって周囲を固めます。

この2つの勢力は、何を思ってか、お互いにライバル意識をむき出しにして、いつも牽制しあいながらくだらない小競り合いを校内で繰り広げています。時には教員をも巻き込んでの騒動にまで発展します。

2人の脇を固めるキャラクターは非常に色の濃い面々が揃っています。

ポピュラー側のキャラクター

チアリーダー仲間の純粋に悪でタフ、いつも問題をかき回すニコール・ジュリアン (as Tammy Lynn Michaels)。腹黒で冷酷な美人といったところ。
いつも笑顔で明るい感じ、どこかしらぶっ飛んでるメリー・チェリー (as Leslie Grossman)。お家は超お金持ちだそうで、甘やかされて育って出来上がったのがこのキャラクター。
そしてジョシュの親友で、シュガー・ダディと呼ばれている大きな男(2人分くらいの幅と奥行き)、マイケル・ベルラルディーノ (as Ron Lester)。とても明るいです。内面では、デブなのでもてないと思っています。
髪の色はみんなブロンド。

アンポピュラー側のキャラクター
ブルックと幼なじみで、彼女に対していつも複雑な感情を持っているハリソン・ジョン (as Christopher Gorham)。かっこいいのに、どこかしら暗いです。いつもカメラを持ってサムの取材に協力します。
サムの親友リリー・エスポシート (as Tamara Mello)。この子凄くかわいらしいんだけどね。何故こちら側なのかというと、単にサム、ハリソン、カルメンと仲が良いから。
そして、チアガールになりたがっているカルメン・フェラーラ (as Sara Rue)。チアリーダーって体重制限ないの?っていう体格です。(シュガー・ダディほどではないけど)

あと、なかなか男なのか女なのかわからなかった教員のボビことミス・ロバート・グラス (as Diane Delano)。みんなSirとか言うし、パッと見区別がつきにくい・・・。コメディ担当で、観ていて非常に面白いです。

そんな中、背後ではサムの母親ジェーン (as Lisa Darr)とブルックの父親マイク (as Scott Bryce)が急接近という、2人にとって最悪の事態が進行してい きます。

コメディ・音楽・ティーン向け?

ちょっとコメディ色がついていて、しょうもない内容でもそれなりに見てられます。たまにコメディの方に突っ走りすぎてる時もあります。学園ものとしてベタな内容も多いですが、単純にまっすぐ恋愛モノじゃないところが個人的には観やすくてよいです。
単純でないというのは、ポピュラー側もアンポピュラー側も、皆様々な悩みを抱えているところです。そこを深く深く描いていこうとしています。

高校生が主人公ということで、それに憧れる低年齢向けのショウです。

オープニングテーマ曲はKendall Payneの"Supermodels"。
クロージングテーマ曲はSydney Forestの"High School Highway"。
この辺り、さすがライアン・マーフィーといった選曲です。

ショウは音楽に溢れていて、ライアン・マーフィーがやりたいことが凝縮しているように思えます。

クリフハンガーなシーズン1の最終話を経て、シーズン2では一転して暗く重い展開が主です。プロデューサーに何か言われたんじゃないかと・・・。子供向け過ぎるからなんとかしろとか。家族、友人などについて、深く暗く、そして重く。まるで別のドラマを観ているかのようです。そのせいか、Popular vs Unpopularの構図はほぼ消えてなくなります。このあまりにも大きな違いは踏まえておいた方がよいです。

誰の意図かわかりませんが、このシーズン2の変更が凶と出たようで、ドラマ自体、シーズン2終了後にキャンセルされてしまいます。




大人的視点

久し振りに観てみたら、意外と面白い!!シーズン1も彼らの内面をえぐるように描いているのですが、やはりそこが良いです。
高校生の悩みではあるのですが、人気者の内面も複雑というのが良いですね。学生にとってもこの点は良いかと思います。

人気者に対して妬む子供は多いと思いますが、彼らも彼らなりに実は色々と大変なのよ。というのが伝わるかもしれません。まあ、ドラマなので、この人達は色々と抱えすぎなのかもしれませんね。

思わず評価点を上げようかと思ったくらい、シーズン1は面白いです。しかしながら、シーズン2は本当に重苦しいので、やっぱり変えなくていいや。

直球評価

・思ってた以上に面白い。特にシーズン1。
・キャラクターが良くも悪くも濃い。
・肥満や家族の問題など、学生に関心の高そうな問題を扱っている。
・popular/unpopularの構図はベタだけど良いと思う。
・シーズン2ではなくなるけど・・・。
・シーズン2のあの重苦しい展開は、一体誰向け?

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