Todd & The Book of Pure Evil

その本は、まさに悪魔の化身!!

クロウリー高校のトッドは、ある日不思議な本を手にする。
その本は、持ち主の欲望をかなえ、悪魔へと変えてしまう呪われた本だった。
一冊の本を巡り、学校は戦いの場へと化す。

制作国: ca.gifカナダ
放映時間: 23分
ジャンル: ホラー
DVD発売: シーズン1(CA)
初放映: Space 2011~
初放映(JP):日本未公開

シーズン1観ました。
シーズン1DVD持っています。

総合評価:5.4/10 5.4/10
おバカ度:6.8/10 6.8/10
暗さ:6.3/10 6.3/10



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トッド・スミス (as Alex House)は、メタル音楽が好きなオタクっぽい高校生。地域で唯一のクロウリー高校に通っています。メタルバンド、バーバリアン・アポカリプス (Barbarian Apocalypse)を組んでいますが、ギターは下手で、お話しになりません。

トッドの親友、カーティス・ウィーバー(as Bill Turnbull)は、左手が義手のおでぶちゃん。こちらもオタク系でドラム担当ですが、下手くそです。もちろん女の子には全くもてません。何かあると携帯電話のカメラでこっそり撮影します。

トッドが秘かに恋するのはジェニー・コリンスキー (as Maggie Castle)。こちらもメタル好きで趣味は合うのですが、トッドには全く興味がありません。突然姿を消したジャーナリストの父親を探しています。唯一の手がかりは、怪しげな本の写真。

何も知らないトッドは、ある日その本(Book of Pure Evil:純悪の本と呼ばれている)を手にします。本に書かれた呪文を唱えると、彼の願いであったスーパーギタリストに変身。しかし、その凶器となったギターサウンドで危うく学内の人間を皆殺しにしそうになります。

間一髪、本の呪縛から逃れたトッドは、目的を共にするジェニーと、親友のカーティスと共に、本の抹殺を誓います。この3人はメタルバンドのTシャツとかをよく着ています。ジェニーは黒の革の服とかも着てますね。

全然いけてないトッドになぜか恋心を持つ化学オタクのハンナ・B・ウィリアムス (as Melanie Leishman)も、一度は本の奴隷になってしまいますが、脱した後はトッド達と協力して邪悪な本を追います。この子もオタク系なので、学内では人気ありません。

トッドもハンナに異性としての興味は全くありません。しかし、彼女は頭が良いので、チームのリーダー的存在となります。他のメンバーがあまりにもアホなのでね・・・。

学校の生徒指導の教師(Guidance Counseler)であるアティカス・マーフィー・ジュニア (as Chris Leavins)は、秘かに本を狙っています。そのため、トッド達の行動を監視しています。彼のバックには、何やら儀式を行う男達がついていて、そのリーダー (as Julian Richings)の指示を受けています。

用務員のジミー (as Jason Mewes)は、トッドの兄貴的存在です。特に何もしてくれません・・・。なぜか学校の騒ぎにはそれほど巻き込まれません。

本は毎回、何かしらの憎しみを持つ誰かの手に渡り、呪文を読み上げて悪魔の手先と化したその人が学校を混乱に陥れます。それをトッド達が何とか鎮めるという、まるで「Buffy the Vampire Slayer」的な展開です。

トッド達は特別な力などがあるわけでもなく、大した攻撃が出来るわけでもなく、何だか間抜けな戦いがいつも繰り広げられ、何とかして呪いを打ち破ります。

学校は実は悪魔崇拝者(Satanist)によって創立されました。学校のマスコットキャラクターはいけにえ用のヤギです。

うーん、コメディテイストはあるのですが、面白くて笑えるというよりはアホくさい系。ホラーでスプラッターではありますが、恐怖を感じるようなものではなく、描写は単に暴力的です。生徒はたくさん死にますが、みんなそれほど気にしません。こういうところはかなり割り切っていますね。

ジェニーの父親以外、各キャラクターの両親が出ることもなく、トラブルもほぼ学内に留まっています。まあ、細かいことは気にするなって事でしょうね。では気にしません。

BGMはいつもメタル系です。
パフォーマーはCharles Picco, Michael Olekshy, Shawn Pierceの3人です。誰?

完全に20代前後の主に男性向けですね。全体的にあっけらかんとしていて深みはないんです。ストーリー展開もちょっと遅いかな・・・。こういうのがツボにはまる人にはよいのでしょうが、わたしはちょっと・・・です。バフィーファンでもないし。

メタルファン的視点

わたしがメタルファンだというと、多くの人が冗談としてしか受け取りません。ま、それはよいとして・・・。なぜかわかりませんが、メタルとホラーって、どこかしら共通点があるような気がします。ホラーと言ってもこういう暴力的なあっさり系のものですね。

こう言うと反感を買うかもしれませんが、下品で下劣で粗野で乱暴なところが共通しているのです。けたたましいギターサウンドと、バットを振り回して次々と敵をぶっ潰して鮮血がほとばしるのがよく合うんですよ、きっと。まあ、わかる人にはわかるでしょう。

そういうところから考えますと、音楽はショウにぴったり合っています。主役の3人もメタル好きで、服装もメタル系ですし、音楽とキャラクターと内容が一致していて、視聴者もほぼ一致しているでしょう。こういうのが嫌いな人は、そもそも観てもいないと思います。

たぶん、高校生とか大学生とか、そういう年代に人気があるショウだと思います。こういうバカ話にも花が咲くような年代ですね。大人になっていくと、ちょっとアホっぽいので厳しいですが、いつまでも純粋な人なら大丈夫でしょう。

ってことは、わたしも年を取ったということかな・・・。

直球評価

・20代前後のメタルファン向け?
・視聴者層が狭そうな・・・。
・コメディもホラーも中途半端?
・ちょっとアホっぽい。
・まあ、バフィーやな。
・でも主人公はしけた男や。
・展開がのろく感じる。
・23分にして正解。43分だときつい。

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