ワイルドボーイズ (原題:Wildboyz)

野生動物はお友達?

この青い星、地球に共に住んでいる野生の動物たち。
そして古くからの慣習を守り続ける民族。
そんな彼らの普段の姿と仲良く触れ合おうという自然派番組。
ディスカバリーチャンネルやBBCの真面目なドキュメンタリー番組に飽きたらこちらをどうぞ!!

制作国:us.gifアメリカ
放送時間: 22分
ジャンル: リアリティ
DVD発売: Season 1~4 (US,JP)
初放送: MTV 2003~2004 MTV2 2005~2006
初放送(JP): DVDのみ? 2005

全部観ました。
DVD全部持っています。

総合評価:☆☆☆
危険度;☆☆☆★
おバカ度:☆☆☆☆

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jackassスタントvs野生動物

MTVの悪趣味番組の一角、ジャッカス(jackass)に出演していたスティーヴ・オー (Steve-O)とクリス・ポンティアスが,今度は大自然と野生の動物たちを相手に暴れまわります。

番組の冒頭と最後で説明されているとおり、彼らはプロのパフォーマーで、撮影は安全性を確保されています。(と言い切れるかどうか・・・)絶対に真似をしないように!!
また、番組では動物たちに傷つけられることはあっても、一切動物を傷つけたりはしていません。

ジャッカスでは痛いとか汚い系が中心だったスティーヴ・オー。そしてパーティーボーイとして活躍していたクリス・ポンティアス。

この2人がメインで、ジャッカスで肉食獣の専門家として登場していたマニー・プイグ (himself)も時々登場します。マニーはさすが本物だけあって、危険動物の扱いに慣れていますし、詳しいです。

また、ジャッカス組であるジョニー・ノックスヴィルやウィーマンなども積極的にゲスト参加しています。あと、映画の方に出ていた元ワックスのルーミス・フォールもちょこっと出ています。

番組は世界中を旅し、動物たちとや自然と共に生きる人々との触れ合いを中心に放映しています。さわりだけを聞くとよくある自然派チャンネルの番組のようですが、出ている人たちが人たちなので、ダイナミックというか、エキサイティングな番組になっています。

制御不能

人間相手の方は、彼ら2人も芸人なので、うまくコミュニケーションを取って仲良くできますが、動物相手となるとどうにもなりません。いかんせん人間の言うことを聞いてくれるとは限りません。リアクションが想像できませんからねぇ・・・。

そのため、期待した画が撮れなかったり、意外と面白くなかったりということもしばしばあります。ただ、スティーヴ・オーもクリス・ポンティアスも体張ってますので、面白い映像はたくさんあります。

出演者たちも危険と隣り合わせで大変ですが、カメラマンも大変だと思います。時々怪我していますが、ダイナミックな映像をうまく撮っています。

やはり痛い系のネタは面白いです。痛いのを観てられないという人には向きません。あと、スティーヴ・オーは相変わらずゲロを吐きまくりです。こっちも吐きそうになるっつーの!!ディルかバリーチャンネルやBBCのほどではありませんが、それなりに勉強にはなります。

これ系のドキュメンタリーって退屈でつまんない!なんて感じる人にもオススメ!!

番組は7分のパート3つで構成されています。MTVの番組だけあって、コア系の音楽を多く使ってショウを盛り上げています。

メイン・テーマ曲はターボネグロ(Turbonegro)の"Age of Pamparius"。いかにもワイルドな感じで、ショウにはぴったりと思います。




教育的視点

ぶっちゃけ書きますが、他の上質なドキュメンタリー番組にない点と言えば、無謀に見える危険さとおバカさだけです。この番組でなければ知ることが出来ないという要素はあまりありません。

それだけBBCやディスカバリーチャンネルの番組の質が高いということです。そして、それだけこの番組の質が低いと言うことです。ファンにはカチンとくるかもしれませんが、一歩引いて冷静に観てみるとそうでしょ?

これをわざわざ観る方は、そういうものを求めているわけではないのでいいでしょうけどね。

あとは、教育的観点から作っているわけではなく、計画性も今ひとつだったようで、次第にネタがつきていきます。行く場所もなくなってきますし、別の地域で同じ動物だと似たネタになってしまうため、避けているからです。

シーズン4まで頑張りましたが、内容的には苦しかったのではないかと思います。

このショウが好きなら

動物系のショウを観たいのであれば、単にアニマルプラネットとか、ディスカバリーチャンネルとかのドキュメンタリー番組を観れば良いでしょう。

動物ではなく、スティーヴ・オーやクリス・ポンティアスのファンで、彼らのいつものスタントが観たいのであれば、ジャッカス (jackass)を観るとよいでしょう。

彼らのスタントでなくても、スタント自体が好きなのであれば、ジャッカス組のバム・マジェーラの番組、「ビバ・ラ・バ・ム(原題:Viva la Bam)」

ジャッカス軍団も認めるフィンランドのスタントアーティスト軍団の番組、The Dudesonsも観てみると良いかと思います。

直球評価

・コントロール不可能なだけあって外すことは多い。
ジャッカス系では一番つまらない。
・安定した面白さを出すには無理がある。
・勇気だけは認める。
・危険度に見合わない内容。
・子供には見せられない。
・一般人は普通のドキュメンタリーをどうぞ。

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