BALLS OF STEEL

BALLS OF STEEL

by Yukio (Bob) Fukuda


18 Aug, 2008

Showについて


放送時間: 35min
ジャンル: Reality
DVD発売: Series 1 (UK)
初放送: Channel 4 2005~
初放送(JP): 未放送


Disgusting stunt achieves Balls of Steel


毎回数人のくだらないスタントを観客に披露し,投票によってBalls of Steelの栄光のトロフィーが贈られるというReality Show.一般人やCelebrityなどに迷惑極まりないStuntを展開し,栄光を勝ち取るのは誰だ?
日本未公開.

このShowの説明は簡単.各Stunt manが各々のStuntを撮影し,観客に見せて,観客の投票でトップに選ばれたものが,どでかい鉄の玉が2つついた栄光のトロフィー,Balls of Steelを獲得するというもの.なんか,別に欲しくないけどね,あのトロフィー・・・.

番組はスタジオ収録.PresenterはWriter(おそらく各Stuntの元ネタを考えている)でもあるMark Dolan.この人Comedian?話はうまいです.そういうことですので,Stuntやる人は,単なるPerformerであることがほとんどです.

毎回5,6人が登場し,ほとんどが事前に撮影されたStuntを披露して,観客の反応を伺います.どんな人いるか説明した方がいいですね.

Alex Zaneは賞金のかかったGame Showの収録というとことで一般人を集め,卑怯な手段を使って,賞金を絶対に手にさせないという,イカサマShowをやってのけます.
Quizで正解してるのにぶぶーってならしたりとか,クイズのボタンが効かなかったりとか,一人だけに超難問を出したりとか,とにかく悪事の限りを尽くします.彼のこのStunt,結構面白いです.

The Annoying Devil (as Jason Attar/Barrie Hall)は,真っ赤の悪魔のコスチュームを着て,街中の人にいたずらを仕掛けます.Devilだからって許されるのかよ・・・ってくらい迷惑なことをしてまわります.もちろん事後許可制なので,生の反応を楽しめるのですが,こちらもちょっとやり過ぎ・・・っての多いです.

Neg Dupree ("ねっじ"と読む)は,Neg's New Urban Sportsと題して,街中でも楽しめる新しいスポーツを考え出し,その辺で実践し記録に挑みます.個人競技で記録を目指すわけですが,周囲の一般人をそのスポーツのツールとして使うので,これまたかなり迷惑です.でも,結構面白かったりします.

Olivia Leeは,Celebrity相手にInterviewを試みますが,もちろん失礼なことしまくりです.まあよくあるパターンとは思っていましたが,かなり過激!!大御所に中指立てたりとか,水鉄砲撃ったりとか,ちょいやり過ぎ.彼女が業界でほされないかどうか心配です.
かなり度胸あります.<報復もくらいますが・・・

おそらく一番観たくないのが,Pain Men.Pritchard (as Mike Locke)とPancho (as Matthew Pritchard)の2人.彼らはStudioでPerformanceを行います.これ,ちょっと目を背けたくなるようなのが多い.実際に危険すぎてカメラに映せないようなシーンもあります.
で,そのPainが10段階でいくつかRatingを出します.これ,あんまし意味無い.
ちゃんとDon't Try At Homeって警告してますので,絶対真似しないように・・・.

Militant Black GuyのToju Okoroduduは,黒人なので,白人のそれに関連する単語に非常に敏感.聞き間違いも含めて,一言でも耳にしようものなら,Rapで発言者を責めまくります.もちろん相手は唖然・・・.結構面白いかも.オチがいいです.
こういうのも差別用語なんだーと勉強になります.

Bunny BoilerのThaila Zucchiは,Girlfriendのとデート中の男に近寄り,男を誘惑しまくります.結果Girlfriendが怒り出すわけで,その反応を楽しむというもの.おいおい,これが原因で別れたらどうすんのよ?てか,男のダメダメさがよく出ます・・・.

唯一他と違うのが,New ZealandのTop StuntmanというふれこみのRandy "Daredevil" Campbell (as Chris Stapp).これ,完全に作ってます.危険なStuntにチャレンジするわけですが,変なAccidentが起こってハチャメチャになります.
一応危険なジャンプとか体当たりとかはやるので,Stuntmanなんだなーとは思います.超アホ路線です.

Big Gay FollowingのEric Pageは,"You fancy a bum?"と一般人に聞きまくります.直訳すると"お尻好き?"ってことで,まあ暗にアレを指してます.まず,パッと意味がわからないのと,わかったらわかったで断られます.その時は"Understood"と,あっさり引き下がります.

Dawn PotterはMan Tester.Barで男を誘惑し,お外でいいことしようかって時に,男どもが思わず逃げたくなるような行動を見せます.で,席を外したりしたところでTapeを止め,観客にStay or go?なんて聞くところが面白いです.

Series 1ではあと2人.

Naked ManのRobin Huxtable.これは,単にNudistとかつって,裸で歩く男の周囲の反応を観るものです.理解があったりなかったり.でも,よくやるね・・・.

Ros LeeのThe Worlds Worstは,世界で最もひどいサービスを提供します.これまた一般人相手なので迷惑極まりない・・・.

言うまでもなく,物凄く低俗です. 色々UKのShowを観ている人に言わせれば,あああっちの路線ねって感じ.ダメって人にはとてもじゃないですが受け容れられないと思います.

日本じゃこれ,放映できないですね.あまりにお下劣だし,多くの人の気分を買いすると思われます.ま,買ってまで観るほどではないと思いますよ.ただ,あほあほ大好きな人にはお勧めします・・・.そして,似たようなShowを作ることはできると思います.
 

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jackass