the CATHERINE TATE show

by Yukio (Bob) Fukuda


26 Jun, 2006

Showについて


放送時間: 25min
ジャンル: Sketch
DVD発売: Season 1 (UK)
初放送: BBC 2 2004~
初放送(JP): BBC Japan 2006 Season 1のみ

Peter Kay's Site

Season 1 DVDレビュー

Catherine Tate World


Stand-up ComedienneのCatherine TateがSketch Showに挑戦.ベタなネタも,彼女の手にかかれば新鮮なSketchに.非常に多くのキャラクタを駆使し,自身の世界を見事に展開しています.
邦題は「キャサリン・テイト・ショー」.

毎回書きますが,こういったStand-up出身の人は,そもそもMediaによる露出は少ない.よって,Catherine Tateって誰?ということになります.Cameraの前に出てきたのをわたしが最初に見たのはthat Peter Kay thing.その後に,Julia DavisのBig Trainに何度か出たり,Dawn FrenchのWild Westにレギュラーで出演したりと,徐々に露出を増やしていきます.
そうしたキャリアが認められてか,自身のTV Showを持つこととなったようです.

結構ベタな内容が多いにもかかわらず,なんだか面白く感じるのは彼女の間のせいかも.そして,非常に多くのキャラクタを演じています.紹介するのめんどくさいほど.
以下はSeason 1に登場したキャラクタ.

とにかく強く喋り倒して,相手をたたきのめす,態度の悪い女子高生のLauren.
USの死刑囚との結婚に踏み切るElaine Figgisを追うDocumentaryスタイルの連続Sketch.
Catherineの母がモデルとなったという,ちょっとした音に驚いて,大声で「キャー!!」と叫ぶMargaret.
IrishのBernieは,軽い気持ちで患者を危険な目にあわせまくる危険なNurse.シリアスなシーンでニヤニヤするし・・・.
訪ねてくる孫に対して,汚い言葉で愚痴をぶちまけまくるおばあちゃんNan Taylor.
想像もつかないっていうのに,やたらとGuess, guessと答えを聞いては,外れているとけなしまくるOffice worker.最後の一言とか余計だし.
車の中で子供を育て,車から離れることを拒むKarenとBenの2人.
おばさんなのに,子供たちのバトンチームに入ろうと,無駄に情熱を燃やし続けるBunty Carmichael.捨て台詞の代わりにJuke Boxを使います.
いわゆる鬼ごっこの"Last hit"を部下とOffice内で真剣に繰り広げる,Sandra Graham.

などなど,面倒だし,思い出すの大変だからやめた.
それにしても,若者からおばあちゃんまで,メイクして挑む姿は凄い.メイクも素晴らしい.なんとなく受け入れてしまいます.

Season 1のTheme MusicはKirsty MacCollの"In These Shoes".

なかなか魅力を伝えるのが難しいですが,ネタ自体は彼女の周囲から集めたり,そもそもシンプルでベタなものが多いです.剛柔合わせ持って,見事に使い分けています.
もちろん,サブのメンバーはたくさんいますが,主要な作りはほとんど彼女自身が演じるキャラクタで行っているのもすごいところ.

Sketch Showはヒット率が高くないと結果として面白いと感じません.わたしは打率高いのですが,他の人も同じようになるかはちょっと不安.どのSketchもCritical hitではないのも確かです.まあ,チャレンジものということで,Sketchファンは試してみてください.