Robocop

by Yukio (Bob) Fukuda

Showについて

今もどこかで犯罪が・・・

そこそこ映画でヒットしたRobocopのTV Series．殉職した警官Alex Murphyをパーツとして作り上げたロボット警官Robocop．常にNew Detroitのどこかで起こり続ける犯罪を追い，戦い続けるRobocopの姿を描く．
邦題は「ロボコップ ニューバトル」だったかな？これはPilotのタイトル？新たなる戦いかも．＜一緒じゃん

基礎知識として一番最初に公開された映画の概要を知っておく必要があります．殉職した警察官Alex Murphy (as Richard Eden)の体が巨大企業OCPのロボット警官の実験(?)に使われたってくらい知っておけばよいです．＜実はわたしも 映画をきちんと観たことがない^*1

MurphyのかつてのPartnerであるDet. Lisa Madigan (as Yvette Nipar)は，彼の正体を知っている数少ない人です． よく本名呼んでますけど，それマズイよ．制服組のSgt. Stanley Parks (as Blu Mankuma)も彼の良き理解者です．

また，Robocopの所有者であり，このDetroitを事実上支配しているOCPという企業のChairman (as David Gardner)．警察なんかもOCPの管理下ですし，報道やあらゆる商品の販売もすべてOCPが行っています．しかもChairmanも独裁状態だし．一応市長とかいるんですけどね．

Alexは記憶を消されているんですが，ごくわずかに家族の記憶が残っていて， その思い出がたまにフラッシュバックします．彼が殉職したことになって以降，生活が苦しくなった妻のNancy Murphy (as Jennifer Griffin)と鉢合わせることもあり，父親のいない家庭の難しさ，苦しさを見せ付けられます．
また，父親を失って，自分自身すら見失いかけている息子のJimmy (as Jordan Hughes)を見かけるたびに，複雑な気持ちになります^*2．

RobocopをRivalと勝手に決め付けるWilliam Ray 'Pudface' Morgan (as James Kidnie)は，毎回あらゆる手を尽くしてRobocopに挑みます．むかつきますが，愛嬌のあるヤツです．
また，Delta City全体をControlするSystem, Neuro Brainの一部となったDiana Powers (as Andrea Roth)は，その能力を活かしてRobocopを強力にサポートしてくれます．

映画の2や3はかなりひどい内容らしいですが，このTV Seriesは元のPlotをうまく活かして，Alex Murphyの家族やかつての知人など，わずかに残された感情と記憶を多く取り扱っているところが面白さと思います．映画はアクションものとして，そっちに偏重(新しい)敵のロボットとか出してしていったところがつまらなくさせたのかも．まあ，こういう系にはありがちですけどね・・・．

その分，TV Seriesともなりますと，いつものキャラにいつもの特殊ツールなど，お馴染みとなるものがあるので非常に見やすいです．ストーリーも，独占企業の在り方や，政治，教育などをテーマに取り上げるあたりもTV Seriesならではと思います．非常に面白いですよ．
映画やPrime DirectivesほどViolenceな感じも少ないですし，観やすいかと思います．

学生時代からLD-Box出たら買う^*6なーとか思いつつ今に至ったのですが，なんとUKでDVD setが発売決定！！買う！！もうちょっと安くなったら．

AXNとかで放送されたりしないんでしょうかねぇ．誰も知らないほどマイナーだけどわたしのイチオシ！！
 

●きっとこちらもお気に入り

Robocop: Prime Directives

Comments

*1. 1の最後のシーンしか観たことないです．「You're fired.」「Thank you」バキューンってシーン．Plotは何かで読んだり，このShowの冒頭で流れるのを観たりとか程度 です．

*2. これ関連のシーンが本当にはがゆくってたまんないの．自分が夫だとか父親だとか息子だって言えばいいのにー！！って思うんですけどねぇ．でも敢えて言わない （言えない）ところがちょっと悲しくて好きっ．