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TILT
by Yukio (Bob) Fukuda 7 Jul, 2005 Showについて 放送時間: 48min ジャンル: Drama DVD発売: Season1 (US) 初放送: ESPN 2005~ 初放送(JP): 未公開 Writer has seen: Season 1全部. 関連情報 Official Site ポーカーのことならpoker.jp DVDレビュー Season 1 DVD Review The whole world on the Table Las VegasのPoker
Tableを舞台に,様々な人が戦いを繰り広げる.KingであるThe
Matadorと彼に戦いを挑む挑戦者たち.そして今日もまた,新たな挑戦者がやってくる.Kingの首を獲るために・・・. Dave Chappelleいわく,「ESPNはスポーツチャンネルのくせして,何ゆえPokerのWorld Championshipを放映するかね?」と.まったくもってそのとおり.このPokerのドラマもESPNで放映されています. さておき,Pokerといえばギャンブルのためにあるようなゲームでして,このShowでもとんでもない大金を賭けながらPlayしています.まあ,そこにはヤクザな世界があるわけです.普通は一回の掛け金に制限があるのですが,ここではNo limit gameと呼ばれる,上限設定のないGameがほとんどです. おそらくLas Vegasでは一般的なんでしょうが,5枚がOpenで2枚がCloseのGame*1です.最初が3枚Openしてて,そこから1枚ずつOpenしていく形式です.Openになっているものから3枚選んで,自分の2枚で役を作るというわけです. Pokerの話はこのくらいにしておいて,ここではDon 'The Matador' Everest (as Michael Madsen)がKingとして君臨しています.The Colorado CasinoのBart 'Lowball' Rogers (as Don McManus)と組んで,イカサマで一般人から大金を巻き上げているようです. 彼を倒すためにやってきたのが,Seymour Annisman (as Kenneth Welsh)率いる3人組.巧妙に練られた計画で,The Matadorに接触を図ります. Seymourが選んだAceであり,若きPoker Player, Eddie Towne (as Eddie Cibrian).少女時代からすでにその才能を発揮し,その時にThe Matadorとも接触していたMiami (as Kristin Lehman).そして明るく陽気でありながら,作戦での自分のポジションに納得がいかないClark Marcellin (as Todd Williams). もう一つの勢力として,かつてThe Matadorに弟のWayneを殺され,復讐を誓うLee Nickel (as Chris Bauer).彼は単独で行動しています.かなり無謀な気がするんですけど・・・.様々な手段で情報を得ており,The Matadorのイカサマの手法も知っています.Videoを繰り返し観たりと,非常に研究熱心です. World Championshipのシーンでは,ESPNの番組*2そのままで,同じCastやテロップが出て進行します.手持ちのカードと共有カードから,各プレーヤーの勝率を見せるのはわかりやすくてよいですね.なお,本物のPro playerたちも登場します. あんまりポーカーはわからないんですが,基本ルールと用語さえ抑えておけば楽しめます.このあたりはPLAYMAKERSと似ています.もちろんルールを知ることでより楽しむことができます. 何がどうしたことやら,なぜか非常に面白いです.それほど緊張感が張り詰めているわけではないですが,そもそものPlot lineからしてうまいのと,全体の流れの作りは引き込む力が十分にあります. Showの最初にPreviously...,Showの最後にNext on...があるのは非常に良いです. ESPNのドラマとして,PLAYMAKERSというアメフトのShowがありましたが,感じとしては非常に近いものがあります.PLAYMAKERSからはOrly Adelson (Executive Producer)とT.J. Scott (Director)が参加しています. 概要を見ただけではピンとこないかもしれませんが,非常に素晴らしいShowです.日本でもWOWOWかどこかで放映してほしいものです.Pokerについての説明番組と一緒に.ESPNじゃあ誰も観そうにないし・・・. ●きっとこちらもお気に入り
*1. テキサス・ホールデムという形式のゲームらしいです. *2. こうして観てみるとなかなか面白いものです.
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