TOUR of DUTY

by Yukio (Bob) Fukuda

Showについて

War is war...

アメリカ史上，最も長い戦争となったベトナム戦争．そこを舞台に，ベトナム解放軍として戦うUS Armyのある小隊の戦場での生活を描く．
邦題は「グッドラックサイゴン」，「ベトナム1967」，「コマンド7 閃光のM16」，「NAM 地獄の突破口」^*1

ヴェトナム戦争のことってそんなに知らないですし，戦争モノ自体もあまり観ないので，わたしにとっては未踏の世界です． その戦争のシリアスさを感じられればというのが見始めた動機でもあります．
観てると色々知りたくもなって調べたりしました．

このShowではUS Armyが南Vietnamに駐留し，NVA (North Vietnam Army)またはVC (Viet Cong)といわれる北ヴェトナム共産主義勢力のゲリラと戦っているその前線が舞台となっています．
その戦地で戦う彼らの命懸けの作戦，作戦の合間のほんの一時の休息，地元の人々との交流などが描かれています．

主役となるのはBravo Companyと呼ばれる中隊に所属する人たちで，毎日死と隣り合わせの作戦を遂行しています．ぽちぽちとしか観ていないので，なかなか名前を覚えられません．

このBravo CompanyをとりまとめるのはSgt. Zeke Anderson (as Terence Knox)．百戦錬磨のVeteranらしく，冷静に，そして時には熱く若者の多い隊を引っ張ります．根っからの軍人といったところ．周りからはSergと呼ばれます．
戦場暮らしも長いようで，ほんのちょこっとですがヴェトナム語が喋れます．

Lt. Myron Goldman (as Stephen Caffrey)は若くしてLieutenant．父親も軍人で，エリートだからだと思います．周りからもLieutenantと呼ばれています．まじめでちょっと垢抜けられないところがありますが，しっかりしていて信頼がおけます．心優しく，地元の人たちや仲間，時には敵に対しても情の厚い人です．

やはり戦争モノというだけあって，たくさんの人が死にます．毎回Opening Credit後に紹介されるある統計に基づいた事実に沿ったStory^*2が展開されます．内容はXX年までにXX人のXXがどうなったとかそんな感じです．

Americaバンザイ！！とかVCぶっ殺せ！！とかいった感じではなく，単に前線の人たちについて描かれているので，変に政治的なところはなくて見やすいです．あまりに凄惨なシーンというのもそんなにありません．まあ，これは個人差があると思いますが・・・．
どちらかというと，彼らの心情の描き方にぐっとくるような内容が多いです．

軍隊用語というか，そんなのも結構あってよくわからないことがあります．階級の呼び名もよくわかりません．たぶんこんな感じです．よく出てくるのはCaptain以下で，Serg. からCapt.までは警察と同じですね．実際はもっと細かいらしいです．

プライベート < Corporal ＜Sergeant ＜ Lieutenant ＜ Captain ＜ Colonel ＜ General

日本ではWOWOW開局無料放送の時にSeason 2, 3が放映されたそうで，Season 1を含む未放映分はレンタルビデオでリリースされているそうです．結構ファンも多いようです．

USではColumbia TristarからDVDが順調にReleaseされています．

Comments

*1. WOWOWで放映されたS2とS3が「グッドラックサイゴン」．その他はVideoリリースによって名前が違う．

*2. 結構重い内容が多いです．