The Andy Milonakis Show
この小デブ誰??
いかれた小デブ少年アンディ・ミロナキス。
日々食に励み、体を維持すると共に、しょうもないいたずらを近所でしでかす。
彼のアホで幼稚な日々をスケッチでお送りする低俗ショウ。
ええ、めっちゃアホでついていくのが大変です。
制作国: アメリカ
放送時間: 21分
ジャンル: コメディ
DVD発売: シーズン1~2
初放送: MTV2 2005~2007 3シーズン 全30話
初放送(JP): 未放送
シーズン2まで全部観ました
総合評価:☆☆☆
センス:☆☆☆★
長持ち度:☆☆
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アンディ・ミロナキスって誰?
日本人なら誰もがそんな疑問を持つに違いない。いや、アメリカ人でもそう思うでしょう。で、誰?何者?元々はインターネットで自らのアパートで撮影した変なフリースタイル・ラップなどを公開していたところから始まったらしい。かつてはwww.angrynakedpat.comで公開されていたらしいのですが、今はyoutubeで自分のチャンネルをオープンしています。http://www.youtube.com/user/AMilonakis
観てみればわかります。アホ・・・。ラップもひどい。とはいえ、ラップのセンスはあります。パフォーマンスがひどい。ここが笑いのポイントなのかもしれませんが・・・。
それらのおかげなのか、Jimmy Kimmel Liveのレギュラーとして活躍し、その結果こうしてMTVに登場となったらしいです。
天才少年現る?
一見13歳くらいのちょびガキに見える彼ですが、実は1976年生まれで、ショウの撮影が開始した2004年はなんと28歳。えーっ!!見えない・・・。予告を観たときは、天才少年が現れたか!!とか思いましたが、単に童顔のおっちゃんらしい。これはショックでした。でも表情とか喋り方、動きはとにかくガキんちょっぽいです。
見ての通り小デブな彼は、いつも赤のチェックのシャツを着て、ニューヨークを徘徊しています。スキットはいくつかのタイプに分かれていて、一般人を相手にわけのわからないことをけしかけるもの。コメディアンたちと演じるもの。大好きな犬のウォビー (ウォビーはアンディをぶっ殺したいと思っている)他、動物たちを扱ったものの3つ。
スケッチはひどい
スケッチの内容は小学4年生とか5年生の少年が考えるような内容を実際に行って見せています。それをあのなりで堂々とやってのけるのだから少しは面白い。ヒット率は、うーん・・・まあまあかな?だって子供の発想なんだもん。もうちょっと面白くてもいいけど。とにかくアホっぽい。ついていかないといけない一般人や視聴者は大変です。代表的なスケッチは配達に来た人たちにわけわからないことをけしかけるやつ。チップを多めにもらえるからいいんだろうけど、なんかかわいそうです。真面目に仕事してるんだし・・・。
そのほか、近所を歩いてる人(主に老人)に適当に声をかけたりとか。
近所に住むおっさんで、いつもアンディに缶切りを借りに来るラリー。親友で同じ知能レベル?のどでかい (アンディの2倍以上)ラルフィ。テレビに出たがりのおばあちゃんリヴカ。この3人がレギュラーで、彼らと演じるスケッチ。シーズン2からはビリーも登場します。
シーズン2はかなりラルフィが前面に出てきます。
MTVということもあって、主にヒップポップミュージシャンがテレビの中から出てきたり、アンディがテレビの中に入ったりするスケッチもあります。まあ、これは内容よりも出演するミュージシャンを楽しむような感じ。
あと、アンディと同じシャツを着た紙一重の存在である、フィッシュガイ。なぜか魚を持っている背の高いおっさん。うーん、そんな感じかな?他にはなんかあったっけ?
疲れるわー・・・
アンディ・ミロナキスは見た目の通り、そしてスケッチの通り、12~13歳のように振る舞います。まあ、なんといいましょうか、はっきりいってそんなに面白くないといいますか、当たり外れが非常に激しいです。そして飽きやすい。シーズン2で飽きました。
わたしはシーズン3はもういいや。そんな感じ。たぶん多くの人がそう感じていると思います。まあ、そもそも
どっちかというと、コメディ・セントラルでいいんじゃないの?とか思いました。最近その辺の大した違いないよね、きっと。
現代才能的視点
アンディ・ミロナキスは先天性成長ホルモン欠損症で、その姿、声が少年のままになっているそうです。少年時代いじめにあった彼が、防衛策として選んだのが笑いへの道だったそうです。
働きながら、劇場主催のコメディの授業を受け、自室で撮影したラップやスケッチをウェブサイトで公開して人気を得、その結果、ジミー・キメルの目にとまり、彼のショウでレギュラーの座をつかんだわけです。
正に、インターネットが生んだスターというわけです。自身の才能を世界に向けて自ら発信し、それが別の才能のある者の目に止まったわけです。
かつては、オーディションを受けてパブやなんかでスタンドアップコメディアンとしてデビューすることが第一歩でしたが、確かな実力があれば、今は世界の聴衆に対して、自ら問うことができるのです。
センスの無いパブの審査員に潰されて埋もれてしまう時代ではなくなったというわけです。逆に、批判から守ってくれる人は誰もいないため、全ては自己責任になるという欠点はあります。そこは一長一短です。
今はメディアというものの中に、インターネットという無機質で媒介の入らないものがあり、パフォーマーと視聴者が直接出会い、直接評価できる時代です。
彼はそこで才能を示し、支持を受けてより人の目を集めるテレビというメディアに登場しました。これからの新たなタレントの登場は、こうした形が増えていくことでしょう。そう、誰にでもチャンスがあり、目の前に舞台があるということです。
直球評価
・文句なく面白い!・が、アホくさいのも多い。
・外した時はつまらない、かつ痛い、辛い。
・子供っぽさが諸刃の剣。
・ウリが子供のアホさなので、そこに飽きると終わり。
・賞味期限は短め。
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