Once and Again
あの気持ちを、生活、をもう一度・・・
お互いバツイチで子連れのリリーとリックは偶然出会い、そして恋に落ちる。
思春期の子供、別れたパートナーなど、多くの現実的な問題に直面しながらも、もう一度新たな生活を築いていく。
制作国: アメリカ
放送時間: 45分
ジャンル: ドラマ
DVD発売: シーズン1~2 (US)
初放送: ABC 1999~2002 3シーズン
初放送(JP): 未放送
シーズン2まで全部観ました。シーズン3はDVDがないので・・・。
総合評価:☆☆★
リアル度:☆☆☆☆
ドラマ完成度:☆☆☆
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夫のジェイク (as Jeffrey Nording)はレストラン経営をしていて、子供と会う権利があるため、しばしば登場します。経営は・・・何か微妙?
もう一人の主人公、リック・サムラー (as Billy Campbell)は建築の仕事をしており、こちらは40代バツイチ子持ち。長男で高校のバスケットボールチームのエース、イーライ (as Shane West)と、テコンドーを習っている妹ジェシー (as Evan Rachel Wood)の3人と暮らしています。子供はアクティブですな。
元妻のカレン (as Susanna Thompson)も、しばしば子供と時間を共に過ごすため現れます。
リリーとリックは子供の学校で偶然出会い、そして恋に落ちていきます。面白い点としては40代でもその恋の振舞いがまるでティーンズと変わらないところ。2人ともシャイで観てて面白いです。
そして、どことなく子供の目を気にするあたりが親の目を気にするティーンズのようでもあってこれまた面白い。子供に隠れて会ったり電話したりとか・・・。さらに自分たちの子供と悩みが重なってたりして笑えます。
とはいえ、ダテに離婚(リリーはまだだけど・・・)を経験していないわけで、一度結婚を壊した経験から、良くも悪くも色々なシチュエーションを推測することができます。結婚をする前にそれらの問題を見出して解決していくところはさすがです。その分、異常と思えるほど慎重です。
何かと気になるのが前のパートナーとの関係。リリーは離婚手続きが完了していないので、少し気がかりです。基本的には問題ないのですが、今度はリック側からすると、まだ離婚できていない相手となるので、やはり引っかかるところがあります。
そういう意味では、元妻のカレンから色々と言われそうな気がして、やや尻込みするところがあるのです。きっと子供にしてみてもそうだと思います。
夫婦の愛と親子の愛は別物で、子供たちは前のパートナー(いつまでも親ですから)のことを変わらず愛しています。現実的な問題は山積みです・・・。みんな心境はとても複雑です。
主役の2人以外、子供たちや前のパートナーなんかにもスポットが当たって結構面白いです。その様々な関係が面白いところが、もっぱらこのドラマの見所です。リリーの方は、恋愛ダメダメの妹ジュディ・ブルックス (as Marin Hinkle)もいますし。
それぞれの登場人物のそれぞれの心境をうまく表現しています。全体的に眺めると非常に面白く作ってあります。
時々白黒のシーンになって登場キャラが自分の心境やらなんやらを語ります。まあこれはおっけーなんですが、なんせ年くってる人が多いので、白黒になると陰影がはっきりしてシワが・・・。
ショウが開始した1999年頃は、まだこうした40代の恋愛を真っ向から扱ったものはなく、それ自体がウリでした。かなり現実的な内容でしたし。しかし、こうして時が経つと、こうした関係も別に新しさを感じなくなってきましたしね。
そんなわけで、このショウ自体を懐かしく感じてみる以外、取り立ててこのショウの特別性とかユニーク性がほとんど失われてきています。
現在的視点
不思議に思うのが、この40代子持ち同士の恋愛のドラマを、一体誰が観ていたのかということです。とかいいつつも、ほんの数年後には「デスパレートな妻たち(Desperate Housewives)」が大流行するわけですから、そういう年代向けだったのかもしれません。
とはいえ、かたやドロドロなしの真面目な恋愛ドラマ、かたやコメディタッチで、軽い割にドロドロもある、何でもありのドラマ。何だかこのドラマの方が変に真面目で重めで取っつきが悪いように感じるのです。それでも3年は続いてそれなりにまとまって終わったのですから、支持は得ていたのでしょう。
わたしも、当時は物珍しさもあって観ていましたけど(DVDを)、今からもう一度観ろと言われるとちょっと・・・という感じがあります。年齢的には主人公の年に近付いたんですけど、今や40代の恋愛を扱ったドラマは山ほどあります。国内外問わず。
直球評価
・40代の二人が時々子供に見える。・子供の恋愛と重なるところは面白い。
・ちょっと白黒シーンはねぇ・・・。ぞっとする。
・なかなか現実的。
・その現実の厳しさが痛いほど分かる。
・とはいえ、観る人が同じ立場じゃないとそれほど面白くない。
・今時だと珍しいシチュエーションのドラマではない。
・エヴァン・レイチェル・ウッドかわいい。
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