Chappelle's Show

まさに流星のごとく現れ,そして去っていった伝説のスター

デイヴ・シャペルはスタンドアップコメディアン。
彼の独特のギャグセンス満載のスケッチショウ。
人種差別ネタから下ネタから。デイヴ・シャペルのカラーで染めたギャグでお送りします。
笑いを求める方はぜひどうぞ!!

制作国: us.gifアメリカ
放送時間: 22分
ジャンル: スケッチ
DVD発売: シーズン1~2 + The Lost Episodes(US)
初放送: Comedy Central 2003~2005 全2シーズン 20+3話
初放送(JP): 未放送

総合評価:☆☆☆★
Lost Episode評価:☆★
ネタ理解度:☆☆☆★


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スタンドアップから新たなスター

スタンドアップコメディアンとして活躍していたデイヴ・シャペルがついに自身のショウを・・・といっても、そもそもデイヴ・シャペルって誰?ってところからはじまってしまいますね。スタンドアップコメディアンというだけあって、露出は少ないのかと思いきや、結構昔から映画ではお声がかかっているようです。

さておき、このショウでは会場にお客を招き、そこでスケッチの映像を流してみんなで楽しむのがほとんどです。コメディ・セントラルの場合は。たまにステージでスケッチをやることもありますが、ほとんど画面の中です。

で、そのスケッチの内容ですが、デイヴが黒人なだけあって、人種差別ネタはもうバリバリです。しかも強烈です。その他はバラエティに富んでいて様々ですが、ゲイネタも人種差別ネタの一つとしてよく扱います。でもレズビアンは好きっていういつものパターン。

かなり独特なノリと独特な描き方で、そこは良くも悪くもです。最初はそんなに笑えませんでしたが、生まれながらにして盲目で、黒人が死ぬほど嫌いな黒人とか、ゴジラをネタにしたブラックジラはアホすぎてよかったです。やはり人種差別ネタの破壊力は凄まじいものがあり、おなかが壊れるほど面白いです。無茶苦茶やっています。

何人かレギュラーのコメディアンを抱えているようです。

オープニングの歌は、ミュージシャンたちがテキトーな歌詞を思いつかなかったので、デイヴがしかたないからって「シャペルズ・ショウ」って連呼しとけといって、あんなのになったそうです。




突然の降板劇

ショウはシーズン3の撮影中に、シャペルが「白人スタッフが一緒に笑うのではなく,自分を笑っていたのを見てショックを受けた」とスタジオを去り、そのまま戻らず。
2年間で5,000万$(約40億円)とも言われる巨額のオファーを蹴り飛ばしました。

お金に動かされないほどの大きなショックを受けたというわけだそうです。

シーズン3はチャールズ・マーフィー(エディ・マーフィーのお兄さん)とドネル・ロウリングスをホストに迎え、収録済みのスケッチを放映しました。全3話で、「The Lost Episodes」というDVDセットに収録されています。

撮影から抜け出したシャペルは、自分のルーツを求めて南アフリカに行き、戻ってきてしばらくは何もせず、数ヶ月後にようやくスタンドアップを再開したとか。(読売新聞によると)

また、シーズン1のDVDセットはアメリカで300万本も売れたそうで、テレビショウとしては信じられないような数字です。しかもマイナーなコメディ・セントラルのショウで。

それだけ彼のスケッチは多くの人に愛されていたということでしょう。って、異常な数字ですよね?300万本ですよ!!

自分探し的視点

絶頂の中、舞台から降り、自分探しの旅に出たというデイヴ・シャペル。

まあ、アメリカ人はルーツを辿るのが好きな人たちが多くいます。

日本でも同じように、突然舞台から降りて自分探しの旅に出た人いましたね。あぁ、サッカーの中田英寿か。

直球評価

・破壊力は凄まじい。
・シーズン2はその勢いにやや陰りが見える。
・シーズン3はひどい。
・チャールズ・マーフィーって面白くない。

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