CONVICTION

彼女が戻ってきた!!

アレックス・キャボット再び!!

ニューヨークの検察事務所で若手を率いるマイク・ランドルフが凶弾に倒れる。
新事務局長として任命されたのは、アレックス・キャボット。
彼女のの下、若き検事補たちが犯罪に挑む。
ロー&オーダー:性犯罪特捜班で活躍したアレックス・キャボットの華麗なる復活!

制作国: us.gifアメリカ
放送時間: 43分
ジャンル: 犯罪
DVD発売: シーズン1
初放送: NBC 2006 1シーズン 全13話
初放送(JP): 未放送

総合評価:☆☆★
地味度:☆☆☆☆
キャラクター度:☆☆☆

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ロー&オーダー:性犯罪特捜班、通称SVUで攻撃的な立ち振る舞いで、名物検事補となったアレクサンドラ・キャボット (as Stephan March)が、犯罪の最前線に再び帰ってきた。

彼女は数年前の事件(SVUシーズン4より)で麻薬王に命を狙われたため、証人保護プログラム下での静かな生活となっていましたが、その麻薬王が殺害されたことを受け、マンハッタンの検事局に戻ってきました。

ニック・ポッター (as Jordan Bridges)は、新たにこの事務所の一員となったばかり。もちろん右も左もわかりません。裁判官にはもちろんのこと、容疑者や証人にもなめられまくりです。見るからに頼りない。

ちょっと笑えますが、きっとみんな最初はこんなもんなのね。彼の失敗の数々は笑いが取れます。シリアスでシャレにならないモノも多いですが・・・。

ニック加入後、ニューヨークの事務所で事務局長代理として若手の検事補を率いていたマイク・ランドルフ (as Elias Koteas)が麻薬売人の凶弾に倒れ、この世を去ります。

混沌の中、経験豊富なアレックスは、その後任として、若い力を率いることとなります。彼女は相変わらず冷静で、異常なまでの熱い正義感は健在。事務所内でもその異様なオーラを放っています。

ジェシカ・ロッシ (as Milena Govich)は、タイプとしてはアレックスに似ています。実力もあり、冷静で攻撃的です。アレックスとの違いは、まだ最大の恐怖を感じたことがないところかもしれません。事務所の中ではエース格です。

この子、前の年に本家のロー&オーダーで刑事ニーナ・キャサディ役で出てますね。シリーズ初の女性刑事で話題になりました。

マイク・ランドルフの親友であったジム・スティール (as Anson Mount)は、検事代理。若手たちにビシビシと厳しく当たりますが、彼らを誇りに思っているようです。いかにも扱いにくいアレックスとは衝突が絶えません。そしてジェシカとは関係を持っています。何やそれ・・・。

ブライアン・ペルーソ (as Eric Balfour)は遅刻魔で、プロと言えるかどうかは微妙です。軽いヤツだし、かっこいいようでかっこよくないです。プライベートも色々とややこしいみたいです。ただ、実力派でもあります。

クリスティーナ・フィン (as Julianne Nicholson)もまだまだ経験の少ない検事補の1人。ニック同様、失敗が多いです。周囲から色々学んで、これから飛躍していきそうです。ただ、ブライアンに思いを寄せるのはやめた方がいいと思うけど・・・。

ここ3年、無敗のビリー・デスモンド (as J. August Richards)。輝かしい成績を残しているように思えますが、単に勝てそうにない事件を避けているだけとか・・・。そのため、勝利への執着心と、敗北への恐怖は人一倍です。事務所内では明るくて良い感じです。

タイトル通り、Conviction(コンヴィクション)。すなわち有罪判決を下すことが彼らの使命です。ただ、いつも勝利の美酒が美味しいとは限りません。法的には正しいことをしたからといって、最良な結果とは思えないことが多々あります。

しかし、彼らに与えられた使命は勝つこと。すなわち、正義の名の下に有罪判決を下すことなのです。そのへんのちょっとねじ曲がったしたところが見物です。

あと、もちろん法廷中心なので、刑事の捜査などはほとんどありません。

別にSVUでのアレクサンドラ・キャボットのキャラクター性を事前に知っておく必要はありません。SVUを観ていない方でもすんなり入れます。

事件自体も面白いですが、事務所内の人間関係も面白いです。そういった切り口が、他のロー&オーダーシリーズとはかなり違います。そこが面白さでもありますね。わたしは好きです。

しかしながら、このキャラクター偏重が思ったほど受けず、ショウは1シーズン13話で幕を閉じました。ちょっとターゲットが狭すぎましたね。

ちなみに彼女はロー&オーダー:性犯罪特捜班のシーズン9後半から、担当検事補として復帰しています。彼女の復帰までの穴埋めショウになってしまいました。

クリスティーナ・フィン役のジュリアン・ニコルソン。この子、アリーmyラブで弁護士やってたね。は、ロー&オーダー:クリミナル・インテントでマイク・ローガンの相棒、ミーガン・ウィーラー役で登場しました。




ロー&オーダー的視点

ロー&オーダーフランチャイズもそれぞれ特徴を持っていますが、スピンオフ元のSVU(性犯罪特捜班)に最も近いです。いや、それよりもキャラクタ性に偏りがあります。地味さは変わらないものの、そこがウリとなっています。

それがファンには受け入れられなかった点ですし、新しいファンを獲得できなかった点でもあります。要するに狙いは失敗したと言うわけです。

主要キャラクター同士の恋愛や、彼らのプライベートまで思い切り足を突っ込んで、事件以外の面白さを描こうとしていましたが、今ひとつでしたねぇ。まあ、軟派なやつらという印象だけが残ってしまったというわけです。

ロー&オーダーは働いている彼らの姿しか映さないので、そこが硬派な印象を与え、働く人間のかっこよさだけを見せていました。

その、仕事上以外のキャラクタ性を見せないことで、その格好良さがどんどん増していくのです。たとえ失敗しても、懸命に仕事した上の結果です。それはマイナスの評価にはならないのです。

このショウでは、プライベートでの情けなさを存分に見せます。そういうところがより人間っぽい人たちのドラマに見せてくれるのですが、ロー&オーダーフランチャイズの持つ地味さと、あまり適合しなかったのです。

直球評価

・アレックスお帰りー!!
・でも出番が少ない・・・。
・もっと法廷で暴れて欲しい・・・。
・恋するアレックスは別に見たくない。
・主役は他の6人と言ってもいい。
・彼らのダメさを愛せない・・・。
・彼らよりも事件を映して欲しい。
・事件は面白い。
・若者もターゲットにしたいらしいがちょっと無理。
・恋愛いらない。
・刑事事件を扱う地味アリーmyラブといったところ。

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