リジー&Lizzie (原題:Lizzie McGuire)
ヒラリー・ダフ=リジー&Lizzie
今や全米のトップシンガーの仲間入りをしたヒラリー・ダフ主演のコメディーショウ。
中学生のリジーとその家族、そして親友ミランダとの友情を描くファミリー向けコメディー。
制作国: アメリカ
放送時間: 23分
ジャンル: コメディ
DVD発売: Volume 1(US), The Movie(JP,US,UK), Volume1~3(UK)
初放送: Disney 2001~2004 全2シーズン 全65話
初放送(JP): Disney 2004??~2005
最初の22話観ました。
Vol.1のDVD持っています。
総合評価:☆☆☆★
楽しさ:☆☆☆☆
アニメリジー:☆★
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アメリカのビルボードチャートに詳しい人たちには、ヒラリー・ダフというとおなじみなのかもしれませんが、わたしにとっては誰それ?なお人です。
初めて知ったのは、ディズニー系のブエナ・ビスタのDVDに入っていたプロモーション映像。その次に観たのはPunk'dされた時。アシュトン・カッチャーが「こいつはLizzie McGuireとして知られている」、と言ってたのを聞いてびっくりしました。その時にあのプロモーション映像と結びつきました。
このショウが始まった2001年は、まだ俳優としてしか活動していなく、ディズニーのバックアップがあって2002年に歌手デビューします。まあ、ディズニー系にはよくあるパターン。
さておき、リジー・マグワイア (as Hilary Duff)は中学生の女の子。いわばどこにでもいるような女の子で、家族や親友と共に楽しく過ごしています。美人でもなくセクシーでもなく、特別人気者でもありません。どちらかというと、特技も無く、むしろちょっとどんくさい子かも。
ご覧のとおり、開始当時14歳という年齢なり(リジーは13歳という設定)で、ナイスバディというよりは、まだずんどうで、ぷくっとしたかわいらしい感じです。
弟のマット (as Jake Thomas)はリジーにとって、ちょっと生意気で邪魔な存在・・・。いつも余計なことに首を突っ込んでくるし、ピンチになるとすぐに大声でママを呼んでしまいます。しょっちゅう喧嘩しています。キャラ的には面白いです。
ちなみにこのジェイク・トーマスは映画「A.I.」に出てた子。
ママのジョー (as Hallie Todd)はたまにぷっつんしてしまいます。完璧にはほど遠いですが、リジーにとっては最高のママです。ちょっとおとぼけでダメ親父なサム (as Robert Carradine)。パパ、よく家にいますが、何かしら仕事をしているようです。こんな4人家族。
学校では親友のミランダ・サンチェス (as Lalaine)はリジーの唯一の理解者です。彼女なしにはリジーの学校生活はやっていけないでしょう。いつもリジーと共に行動しますし、家では電話やインスタントメッセージでよく話をしています。
そして幼馴染みで天才のデイヴィッド・ゴードン (as Adam Lamberg)、通称ゴード。といつも行動を共にしています。クールで女の子にはそこそこもてます。特別な感情はないですが、かなりいいやつなので、良き親友です。
学校ではまったくぱっとしないリジーに対し、チアリーダーでもあり、美人でスタイルのよいいわゆる人気者のケイト・サンダース (as Ashlie Brillault)は、なぜかいつもリジーに必要以上にふっかけてきます。まあ、いじめたいんでしょうなぁ。生意気そうな顔しています。
イーサン・クラフト (as Clayton Snyder)はハンサムで、女の子に大人気です。もちろおんリジーとミランダも気になります。ただ、頭は少し弱いようです。
と、こんな感じでいつも進行していきます。キャラクターもそれぞれ結構素敵で、すごく見やすいです。ひょっとしてわたしはこういうファミリー向けのコメディが好きなんじゃないか?と錯覚するくらい良い出来映えです。
だいたいリジーのラインと、弟マットのライン(またはゴードやミランダのライン)の2本で進みます。マットのはより低年齢向けか、超おバカラインで微笑ましいです。どちらのラインも教育的内容でもありますので、安心して子供に見せられると思います。
アニメリジーについて語らねばなるまい・・・。リジーの本音を吐きまくる、アニメの全然かわいくないリジーが登場します。すごいラフな絵ですし、拡大するとジャギー(ギザギザ)が目立って美しくありません。もうちょっとなんとかならないかね・・・。似てないのは別に気にならないんですけどねぇ・・・。
見方を変えれば、ヒラリー・ダフの演技力不足、もしくは、その細かな心情をうまくキャッチできない低年齢の視聴者に、よりわかりやすくリジーの心情を伝える方法であるとも考えられます。子供視聴者に対する配慮ですね。大人には邪魔キャラですが、子供にはきっとちょうど良いのでしょう。
邦題のリジー&Lizzieってなんや?と思ったら、もう一個はあのアニメキャラのことか?
もう一つ、チープなショウにありがちなのですが、編集とエフェクトについて語らなければなりません。スローモーションやリピート、早送りなどを多用した、ひどい編集やエフェクトが多々見受けられます。これは老若男女問わず、非常に見苦しいと感じるでしょう。
面白いとか面白くないではなく、もう観ていて不快になります。ちょっと笑えないですね。日本の低予算番組でも観たことがあります(夕方の美少女ヒロイン系の番組)が、それよりもはるかにひどいです。これにはがっかりです。効果音はセンスいいのにねぇ・・・。
メイン・テーマ曲はヒラリー・ダフの曲ではなく(まだデビューしていなかったからか)、アンジー・ジャレーという方が歌っているオリジナル曲です。ショウの中では、ディズニー系のアーティストの曲が使われています。ま、当然でしょう。
番組の最後にNGシーンが流れるのはいいですねぇ。楽しめます。
日本もアメリカも、ディズニーチャンネルの視聴者がどれほどいたのかわかりませんが、なかなか面白くて観やすいショウです。もう再放送なんてしないと思いますが、機会があったらぜひ観てみてください。
対象は小学生~中学生あたりで、どちらかというと女の子向けです。
映画化もされていて観ましたが、うーん・・・まあまあってとこ?映画では歌を歌っていましたよ。
憧れ的視点
わたしが思うに、ディズニーチャンネルというのは、小学生かそれ以下の特に女の子向けチャンネルだと思います。高校生なのに観てるのなら、そろそろ卒業を考えた方が良いかと・・・。いやいや、実際にどうかはわかりませんが、番組ラインナップを見る限りはそうです。
ターゲットはかなり明確で、ディズニーのキャラクターやディズニーのアイドルに憧れる子たちです。このショウも、中学生になるとあんな感じなんだ~と、ワクワクしながら観る小学生の特に女の子がターゲットと言えます。
学生生活や、中学生なりの責任の持ちよう、家族や友人との付き合い方など、憧れながらもこうした自分たちの近い将来の姿を知ることが出来るのでしょう。アメリカの子供達はね。そういう意味では、せいぜい楽しめるのは同年代までだと思います。
中学生ですと、また一つ上の高校生活を舞台にしたドラマに憧れたりするのでしょう。
日本の子供達からすれば、同年代やそれより下でも、アメリカの生活や文化に憧れるなんてところもありますしね。
直球評価
・ベタに子供向けだが面白い。
・子供の頃のヒラリー・ダフはかわいい。
・キャラ設定が良い。
・アニメリジーはひどすぎる。
・いらないとは言わないけど・・・。
・編集やエフェクトには大いに疑問。
・ヒラリー・ダフおたくは必見!
・いないと思うけど・・・。
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