MONSTER GARAGE
彼らに不可能はない!!
普通車を特殊車両と同等の機能を持つモンスターマシンに改造するモンスター・ガレージ。
二輪のカスタムで名を馳せるジェシー・ジェイムスが、メンバー達と無茶なミッションに挑む。
3,000$の予算とたった6日でマシンを作り上げ、7日目は 実用性を試す!!
制作国: アメリカ
放送時間: 49分
ジャンル: リアリティ、車改造
DVD発売: シーズン1〜5 (US)
初放送: Discovery Channel 2002〜2007 全5シーズン 全82話
日本初放送:Super ch 1995 1シーズンのみ
総合評価: 7.4/10
娯楽度: 7.3/10
お馬鹿企画度: 8.6/10
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ジェシー・ジェームズって誰?
ひょっとして、二輪に詳しい方は、ちらりと名前くらい聞いたことがあるかもしれない。
ジェシー・ジェームズ(Jesse James)と言えば、二輪のカスタムの世界においては、この人ありきとうたわれる超有名人である。
彼が経営するウエスト・コースト・チョッパーズ(West Coast Choppers)社は、何百万もするカスタム二輪を作るのに、予約でいっぱいというほど。
また、サンドラ・ブロックと結婚していた(2005〜2010)ことで、アメリカでは有名です。
日本ではニュースにもなってないかな・・・。
改造車にチャレンジ
そんな彼が、一般車をモンスターマシンへと改造させる、モンスターガレージでミッションを待ち受けます。
そもそもの始まりは、制作総指揮(一番えらいプロデューサー)のトム・ビアーズ(Thom Beers)が、乗用車を芝刈り機に改造したかったことからだとか・・・。
そんな感じで、毎回一般の車両に、こういう専門車両(車両に限らず、あらゆる類の乗り物)の機能を持たせろとのミッションが下ります。
ミッションの内容はだいたいが馬鹿げた内容で、芝刈り機、消防車、ごみ収集車とか、水陸両用にしろとかとか。
改造ルール
予算はたったの3,000US$ (約30万円)で期間は7日。
初日にデザイン、5日間が実装。
そして最後の日は実用性を確認する何らかのチャレンジが待っています。
デザインと実装はそれぞれ全米からスペシャリストを集めて行われます。
スタッフは毎回変わります。たまにアジア系の人も登場するのはなぜかちょっとうれしい。
車両が完成した後の塗装のみ、トム・プレウィット(Tom Prewitt)が毎回担当しています。
ミッションを見事達成したスタッフたちには、3,400US$ (約35万円)相当のツールキットが贈られます。
え?プロの人たちってそれぐらいの持ってるんじゃないの?
チャレンジでうまくいったら贈られるのかと思ったら、たまにその前に受け渡ししているから結構ルールはいい加減。
予算オーバーしたこともあるのでこれまたいい加減・・・。
ただ、時間は絶対です。撮影の関係もあるので。
チャレンジは作成した車両の実用性を試すもので、多くは専門車両とのレース。
ドライバーはジェシー自身。
さすがに同じ条件では歯が立たないため、たいていモンスターマシンにはハンディが与えられます。
なんかレースは出来レースみたいな感じがしなくもないですな・・・。
モンスターマシンが勝てるようなハンディの与え方だけでなく、かなり作っているみたいです。
まあ、おまけだからどうでもいいんだけど・・・。
とはいえ、真っ向勝負で勝ったりすることもあり、それはすごいです。
番組構成
50分のショウのうち、最初の5分がデザイニング、40分が車両の製作、5分がチャレンジのレースです。
個人的にはもうちょっとレースのシーンを長くしてほしいんですけどまあいいか。
あと、チャレンジのナレーション (Frankie Whiteside & Brett "The Big Schwab" Wanger)は顔を見せてほしいです。
右下とかに小さくでもいいから。
ショウのナレーションは制作総指揮のトム・ビアーズが担当。
いい声してるのね。
そもそも車両の製作というか改造がメインなので、時間が長く割かれていています。
好きな人にはたまんないんでしょうね。
見せるための工夫
わたしはまったくの専門外なのでアレですが、それでも結構楽しめます。
色々問題も起こったりして楽しいです。
時間にも追われて緊張感ありますし。
ショウの中では、CGIが効果的に使われています。
おかげで車は素人のわたしでも十分に楽しめます。
また、Monster Garage Factoidは、実際のデータを、Monster Garage Mantraは名言やポリシーの紹介。
Monster Profileはスタッフの紹介をします。
こうしたものがショウのところどころに出てきて、飽きさせません。
お金を何にいくら使ったかはその都度出ますし、たまに車内から小銭が出てきて予算に追加されたり、パーツを売ってお金にしたりもします。
運良く無料でパーツが手に入る(freebie)こともあります。
ホイールは無料で提供されることが多いです。タイヤは買う羽目になりますが・・・。
映像はかっこいいのが多いです。
カメラワークも編集も非常によいです。
音楽はやはりというか、全体的にヘビーメタルですね。
番組自体 が非常にうまく作られています。
結局はお馬鹿企画
企画自体はかなり馬鹿げていますが、やってる人たちは真剣そのもの。
実用性を試すための チャレンジはあるものの、作った車が実際に使えるのかというとそういうわけにはいかなそうです。
まあ、お遊び度がかなり高いで す。
ネタも尽きないようですが、無茶なの多いです。
車改造的視点
車改造番組といえば、日本でも人気のPimp My Rideがあります。
それと比べると、かなり専門的でアホっぽいです。
番組は時間が長い部分を、詳しいカスタムの様子に割いていますし、ちょっと一般人には関係ない車両を作るので、その点は面白さに劣る点があるかもしれません。
でも、こっちも馬鹿っぽくて好きですけどね。
正直なところ、番組としてはそれほどお金がかからないので、作りやすかったのではないかと思います。
まあ、でもMTVの方がディスカバリーチャンネルよりは、認知度が上なのかな・・・。<そんなことはないはずだけど・・・
ところで、日本で放映されたかどうかは定かではありません。わたしはDVDで観ただけなので。
そういったところの宣伝が、ああいう垂れ流し系チャンネルのやる気の薄さだと思います。
直球評価
・こういう改造系はシンプルに楽しい。
・車にたいした興味がなくても楽しめる。
・理由は作るものが馬鹿げてるから。
・レギュラー化せず、一般のプロを招聘するという点がよい。
・別路線のPimp My Rideと言えるかも。
・ルールのいい加減さが笑える。
・チャレンジの適当さも失笑が出る。
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