キャサリン・テイト・ショウ (原題:the CATHERIN TATE show)
キャサリン・テイトの世界へようこそ!!
スタンドアップコメディエンヌのキャサリン・テイトがスケッチショウに挑戦。
ベタなネタも、彼女の手にかかれば新鮮なスケッチに。
多才なキャラクタを駆使し、自身のお笑いワールドを見事に展開します。
制作国: イギリス
放送時間: 29分
ジャンル: コメディ
DVD発売: Season 1~3 (UK)
初放送: BBC 2 2004~2006 3シーズン 全19話
初放送(JP): BBC Japan 2006 シーズン1のみ
総合評価: 4.9/10
爆笑度: 2.3/10
にやり度: 5.8/10
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キャサリン・テイトって誰!?
毎回書きますが、こういったスタンドアップ出身の人は、そもそもメディアによる露出は少ないです。特に海外向けへとなるとほぼゼロに近いです。
よって、キャサリン・テイトって誰?ということになります。
カメラの前に出てきたのをわたしが最初に見たのは「that Peter Kay thing」(これもスタンドアップコメディアンのショウ)のゲスト。その後に、「ファーザーテッド」のクリエイター達によるスケッチショウ「Big Train」に何度か出たり、ドーン・フレンチの「Wild West」にレギュラーで出演したりと、徐々に露出を増やしていきます。
そうしたキャリアが認められてか、自身のコメディショウを持つこととなったようです。
最近ではジャック・ブラック主演の「ガリバー旅行記」に王妃役?で出ていましたし、「新ドクター・フー」にドナ役で出ています。
キャサリン・テイトのスケッチ
結構ベタな内容が多いにもかかわらず、なんだか面白く感じるのは彼女の間のせいかも。そして、非常に多くのキャラクタを演じています。紹介するのがめんどくさいほど。
以下はシーズン1に登場したキャラクタ。
訪ねてくる孫に対して、汚い言葉で愚痴をぶちまけまくるおばあちゃんジョアニー・テイラー。
とにかく強く喋り倒して、相手をののしり倒す態度の悪い女子高校生のローレン・クーパー。
アメリカの死刑囚との結婚に踏み切るエレイン・フィギスを追うドキュメンタリースタイルの連続スケッチ。
キャサリンの母がモデルとなったという、ちょっとした音に驚いて、大声で「キャー!!」と叫ぶマーガレット。
アイリッシュの看護師バーニーは、知識不足で危険です。態度も悪く、それが上司にばれてクビ寸前です。
想像がつきにくい数字(どこどこまでの距離、時間や重さなど)を、やたらと「Guess, guess?(考えて!)」と聞いては、答えが違うとけなしまくる事務職員ケイト。最後の一言が余計。
車の中で子供を育て、車から離れることを拒むカレンとベンの夫婦2人。
おばさんなのに子供たちのバトンチームに入ろうと、無駄に情熱を燃やし続けるバンティー・カーミッチェル。捨て台詞の代わりにジュークボックスを代用します。
いわゆる鬼ごっこの"Last hit"を部下と事務所内で真剣に繰り広げるサンドラ・グラハム。
などなど、余りにも多くて面倒なのでこの辺で・・・。
それにしても若者からおばあちゃんまで、メイクして挑む姿は凄いです。メイクも素晴らしく、なんとなく受け入れてしまいます。
シーズン1のメインテーマ曲はKirsty MacCollの"In These Shoes"。
どれほど笑えますか?
なかなか魅力を伝えるのが難しいですが、ネタ自体は彼女の周囲から集めたりしているらしく、シンプルでベタなものが多いです。剛と柔を合わせ持ち、見事に使い分けています。
もちろんサブのメンバーはたくさんいますが、主要な作りはほとんど彼女自身が演じるキャラクターで行っているのもすごいところ。
こうしたスケッチショウは打率(笑える率)が高くないと結果として面白いと感じません。
このショウに関してはそこそこ打率が高い方だと思いますが、爆笑できるものが少ないので今ひとつ感があります。
まあ、個人的にファンじゃないと観ないですよね・・・?
日本ではBBC Japanの開局に伴って放映されましたが、BBC Japanはすぐに閉局したので、このショウもそれっきりです。
直球評価
・幅は広いが、ののしる系が多い。・おばあちゃんメイクは凄い。
・気分良く笑えるネタが少ない。
・爆笑できない。
・楽しかったと思えない。
・決して悪くはないが、面白くはない。
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