プロファイラー 犯罪心理分析官 (原題:profiler)
猟奇的殺人犯との対決
心理学博士のサマンサ・ウォーターズは、時々犯罪時の情景を見ることができる特殊な能力を持つ。
しかし、連続殺人犯のジャック・オブ・オール・トレーズ(Jack of All trades)に付け狙われ、夫を殺されてしまう。
一度はプロファイラーを引退するが、再び犯罪と、そしてジャックと戦う決意をする。
制作国: アメリカ
放送時間: 45分
ジャンル: 犯罪捜査
DVD発売: シーズン1〜4 (US)
初放送: NBC 1996〜2000
初放送(JP): Super Drama ch 2001〜2007
総合評価: 6.0/10
暗さ: 9.7/10
爽快感: 1.0/10
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ねっとり粘着という感じ
今まで観た中で最も気持ち悪いオープニング・・・。
画面も気持ち悪いけど効果音がメキュメキュってなったりするし、暗い感じだし、ひーっ!!まあ、このドラマのどめーっとした雰囲気をよく表しているよい曲です。
シーズン3からはオープニングを落ち着いた感じの曲に変え、またそれがかっちょいい!!
オープニングもなかなかですが、番組内で使われてる音楽もうまく雰囲気をかもし出してて好きです。
その他、モノクロのフラッシュバック(アップになるとしわが目立つ・・・)や効果音、気持ち悪いフォントなど、うまく暗い雰囲気を保っています。画面も暗いけど・・・。
恐い事件の担当者たち
心理学博士のサマンサ・ウォーターズ (as Ally Walker)はVCTF (Violent Crimes Task Force)に所属するプロファイラー。
現場の様子から犯人の人物像を浮かび上がらせ、次なる行動や潜伏先、考えなどを導き出します。
映像が脳裏に浮かび上がっていく様子は、一種の超能力的なものに思えます。
鋭く観察し、思考することで、実際に起きた情景を再現できるという能力を、優秀なプロファイラー持っているそうです。
テレビ的に言いますと、ハンニバルのウィル・グレアムも同じですよね。
サム役のアリー・ウォーカーがインタビュー(DVDの特典映像)で言っていました。
スッキリ解決!!といっても、いつもジャックの気味悪さが後味として残るので,こういうところが好きになれない人もいるかも・・・。
とにかくダーク、ダーク、ダークの一辺倒であります。
お子様は観ると眠れなくなるかもなので観ちゃダメー!!
そういう気味の悪いドラマなので今ひとつかと思いきや、観ると非常に面白い。なかなかオススメで、毎回衝撃の展開です。
VCTFのボスはベイリー・マローン (as Robert Davi)。顔はボコボコで恐いが、優しく頼りになります。
行動派のジョン・グラント (as Julian McMahon)。コンピュータのスペシャリスト、ジョージ・フレイリー (as Peter Frechette)。
そしてサムの親友でもあり、鑑識官であるグレース・アルバレス (as Roma Mafia)が主なメンバーです。
サムにはクロエ (as Caitlin Wachs / Evan Rachel Wood)という娘がいて、親友のエンジェル・ブラウン (as Erica Gimpel)と一緒に住んでいます。
エンジェルは芸術家みたいです。
基本的には一話完結で事件を解決していくわけですが、それとは別の大きな流れで、常にジャックに付け狙われています。
ジャックって誰?
家はジャックの襲撃に備えて、24時間体制でFBIの監視がついています。
しかしながら、その目をくぐり抜けてジャックは侵入し、サムに対してメッセージを残していきます。ああ、気味悪い・・・。
この気味の悪さが良いスパイスになっています。
ジャックが中心となるエピソードは、サム自身が狙われるということもあって、他と比べて断然緊張感が高いです。
ほんと気味が悪くてこわいこわい。
ジャックがサムの行動に詳しく、完璧なはずの監視体制をいとも簡単にくぐり抜けることから、実はジャックはチーム内もしくはFBIの誰かではないのかなどという憶測が当時のファンの間で飛び交いました。
ジャック後の展開
シーズン4の冒頭2話でジャック編は完結し、その後は新しいプロファイラー、レイチェル・バークを迎えて新シリーズが展開します。
なんというか、きっちり終わったので、とりあえずスッキリです。
アメリカのテレビドラマってきちんと終わらないことが多いので、ここは明記しておかなかきゃです!
しかしながら、もう暗いショウはたくさんと言い出した放映局(NBC)によって、キャンセルを言い渡されてしまいました。
で、レイチェル・バーク編は尻切れトンボで終わってしまいます。
暗くてうんざりって気持ち、わかる気がする・・・。
このショウが好きなら
同じ猟奇的殺人のプロファイラーというと、映画や小説のハンニバル・レクターシリーズでお馴染みのハンニバルがあります。
こちらはそれほどエグい感じはしません。
人肉食べたりするので、その辺りを想像しすぎるとおぇっとくるかもしれませんが、全体的に芸術的な描き方です。
明暗のコントラストがあるのが、デクスター。
こちらは、主人公の内面の暗さはありますが、ジャックのような粘着質な気持ち悪さはあまりありません。
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